サタン軍との激突
結界を破壊しバアル軍の大半を人類は倒したがソウルにある天空城は未だ手付かずであった。
「どうする孔明。日本陸軍機甲師団はいつでも出陣可能だが。」
山本統合幕僚長が孔明に意見を求める。
「そうですね、エスパレスから借りた瞬間移動装置を用いてソウル市内にいる敵の軍勢を叩きましょう。」
と孔明。
「それで行きましょう。我々は20式戦車を投入し奴らの地上部隊を叩きます。」
「御武運祈ります。」
山本は司令部に戻ると日本陸軍機甲師団の隊員を集め
「我々はこれからソウルを解放する。陸の王者の力を見せ付けるときだ。
戦って戦って戦い抜いて生きて帰ってこい。」
と檄を飛ばした。瞬間移動装置によりソウル郊外にたどり着く機甲師団。
「サタン様、人間どもが突然現れました。」
「そうか、では迎え撃て。ひとり残らず噛み砕いてしまえ。」
「はっ、お任せを。」
サタンの部下が現場に戻る。なんだ、この違和感は。結界に何かあったか。
サタンは何か違和感を感じた。
「おい、俺はこれから竹島の結界の様子を見てくる。ここは任せたぞ。」
サタンは部下に命じ、竹島に向かっていった。そんな頃20式戦車が轟音を
上げて進軍する。
「なんだ、あの鉄の塊は。俺らの牙が利かない。」
子鬼のようなサタンの部下は戦車に噛み付くが複合装甲はびくともしない。
「何だこの程度か。楽勝じゃないか。」
主砲の80ミリレールガンがサタン兵を打ち砕いていく。敗走するサタン兵たち。陸の王者の圧倒的な戦力でソウルを巣食っていたサタン軍は一日で陥落した。




