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領土奪還戦争  作者: マンチカン
第二章 アジアの両雄激突
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沖縄上陸

2028年2月24日の夜、辺野古付近の波は穏やかだった。

嵐の前の静けさのように。強襲揚陸艦『青霞』から球状の物体が複数沿岸に向かって

飛んでいく。探知機などを搭載した無人の偵察機である。偵察機から映し出される

沿岸の映像が青霞内の司令室に送られ、その映像には数十もの赤い点が

映し出されていた。

「艦長、予想通り対人、対戦車など多くの地雷が埋め込まれております。」

オペレーターの報告に

「そうか。では誘爆レーダーで破壊しろ。」

水田の命令で偵察機から誘爆レーダーが地雷源に照射され、誤作動を起こした

地雷が次々と爆発する。

「艦長、地雷原消滅しました。」

「そうか。ではこれより上陸作戦を開始する。A、B、C、D各種班、

戦闘開始せよ。」

水田の命令でそれぞれの班がLCACに乗り込み辺野古岬に向かう。

彼らが向かっている間、水田は

「SH―60Lで滑走路を破壊せよ。そして我が青霞は海兵隊に援護射撃せよ。」

水田の命令により、すぐさまSH―60Lが出撃し2発の空対地ミサイルが

発射された。そして青霞から赤外線捜索追跡システムとリンクされたブローニング

M2重機関銃が発射される。赤外線捜索追跡システムの情報が人民解放軍の兵士を

認識、それを目標にした銃弾が敵兵を確実にしとめていく。その後、A班が上陸。

「A班、沿岸付近の安全を確認。各班上陸せよ。」

A班の連絡を受けB、C、D班は次々と上陸した。上陸後

「B班、これより大浦湾側のキャンプシュワブに進軍する。」

「C班。D班とともに変電所側のキャンプシュワブに進軍、その後変電所を抑える。」

「D班。C班とともに変電所側のキャンプシュワブに進軍、その後、

キャンプシュワブを抑える。」

それぞれの部隊が任務を確認した後、行動が速やかに行われた。時速120キロで

走ることが可能になる快速シューズを装備した日本陸軍は圧倒的な移動速度で

瞬く間に目的地にたどり着いた。常識をはるかに超える進軍速度に

キャンプシュワブを占領していた人民解放軍は慌てふためき多くのものが

即時投降した。

   2028年2月24日


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