表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
領土奪還戦争  作者: マンチカン
第二章 アジアの両雄激突
52/105

沖縄近海戦~海戦編~

一足先に空の戦いが始まった後、日中両国の空母艦隊の火蓋が切られた。

「なんだ。あの鏡張りの船は」

ゆうぎり艦長の姫島が奇妙な中国の艦船を認めた。

「機種アンノウン。新兵器だと思われます。」

オペレーターが姫島に報告した。姫島は

「レーザー砲を発射せよ」

と命じ、オペレーターは

「了解です。レーザー砲の発射。」

レーザーの砲門が謎の敵艦隊に向けられ、敵艦隊にレーザーを発砲、命中。

そのすぐ後、見張りが血相を変えて飛んできて

「大変です。艦長。ひなぎくが攻撃を受けた模様。ただいま炎上中。」

と報告した。

「わかった。ただちに消火砲をひなぎくに発射せよ」

「了解です。消火砲を発射。目標ひなぎく。」

ゆうぎりからひなぎくに向けて消火砲によるが瞬く間にひなぎくを鎮火させる。

この出来事は他でも起きていた。レーザー砲を発射すると同時に味方の艦隊が

被害を受けるのだ。日本側が補修に勤めているところをお構いなしに中国艦隊は

対艦ミサイル攻撃をしてきた。日本側もシースパローやレーザー砲で何とかこの

砲撃を耐えしのぐ。この銭湯の様子を旗艦長の東郷は副艦長の島田とともに

様子をじっと見つめていた。島田が

「参りましたね。東郷艦長。レーザーを無効化するどころか威力を増幅して

お返しするとは。」

と少し呆れたように東郷に話しかけると

「そうだな。ではあれを使うしかないな。」

東郷はそういうと一つの命令を下した。

「ゆうぎき、ひなぎくは撤退せよ。そしてきらぼし、あかつき進軍せよ。」

中国海軍の猛攻をかいくぐりながら東郷率いる第5護衛隊群は陣形を変えた。

その頃・・・

「劉司令。わが国の鏡面武装が日本のレーザー砲を無力化することに成功しました。」

オペレーターの報告に

「そうか。さすが中国科学院だな。あとは日本が弾を撃ち尽くすのを耐えつつ

攻撃するまでだ。量はわが国に分がある。だが、あの日本が相手だ。新兵器を

隠し持っているかもしれない。現に日本側は陣営を変えている。」

北海艦隊司令の劉国清は部下に渇を入れた。実際、韓国との戦争の際は

在韓米軍ですら手玉に取った連中だ。

「敵の損害率は現在どのくらいだ」

「軽微だと思われます。反射したレーザー砲の直撃を受け一時火災は

認められましたが現在は鎮火しております。」

「そうか、補修能力も非常に高いのだな。

了解した。引き続き攻撃を開始しろ。」

「了解。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ