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領土奪還戦争  作者: マンチカン
第二章 アジアの両雄激突
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サイバー軍の動揺

鉄姫妖精が活躍している頃、雲林省にあるサイバー軍は混乱に陥っていた。

「大変です。我々のプロフィールが次々と日本に送られています。」

士官の一人がパソコンの異常に気が付いて凍り付いていた。すぐさま上官が駆けつけ

「どうなっているのだこれは。我々がサイバー攻撃を受けているのか。」

「もしかして日本でしょうか」

「その可能性はないだろう。攻撃開始してか10分足らずしか経っていない。

そんなに早くここを探知できると思うか」

「無理だと思います。サーバー何箇所も経由していますしセキュリティーもわが国

最高クラスです。」

「とりあえず趙上将に伝えておく。」

この異常はすぐさま趙に伝えられた。趙は日本にいるスパイに電話をかけた。

プルルルル・・・

おかしい。何度電話をかけても繋がらない。日本で何が起きているのだ。

首都鉄道網は現在混乱しているはずだ。そして彼はその管制室で働いている

はずなのだが。いかんせん情報が入らない。裏切ったか。林に限っては

そんなことはないだろう。他に連絡するスパイがいないのは痛いな。仕方ない。

周国家主席にこのことを報告しておこう。この報告を受けた周は一言

「分かった。」

とだけ言った。計画が狂ったなと周は思った。これが日本側の攻撃だとしたら

早すぎるな。アセアンの分断工作があまりうまくいってはいない。

日本側の攻撃でないことを祈るしか今はないな。が数時間後その希望的観測は

もろくも崩れ去った。首都鉄道網が完全に復旧したという連絡が入ったからである。

    2027年9月18日


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