表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
領土奪還戦争  作者: マンチカン
第二章 アジアの両雄激突
33/105

中国からの提案

日中首脳会談が首相官邸内で行われた。沖縄が中国に占領されて以来

初のことである。氷室首相と周国家主席との会談をぜひ行いたいという中国側の

要望で行われたのである。

「はじめまして周・旭人国家主席。氷室です」

「こちらこそはじめまして氷室首相。周です」

会談は和やかに始まった。やがて本題である沖縄についての議論に移った。

「沖縄は日本の領土です。早急に返還をしていただきたい」

氷室は強い口調で周に迫った。予想通りの展開となった周は落ち着いた態度で

「そのことで中国側からの提案があります。」

答えた。

「沖縄を沖縄本島と石垣島や尖閣諸島などの諸島群と分けます。そして沖縄本島を

日本領そして諸島群を我が中国領とする案です。いかがでしょう」

「残念だがそれは日本政府として容認できない。」

氷室は中国案を一蹴した。

「それは残念です。この問題は今すぐに解決できそうもないですね。」

「いや、つべこべいわずに貴国が返還すればよい話だ。何も難しい問題でもない。

こんな簡単な問題を難しくする必要もないだろう。」

「氷室首相。あなたはもう少し賢い人かと思っておりましたがこれではお話に

なりません。」

氷室の発言に頭にきた周は退席してしまった。

そのため日中首脳会談は決裂に終わった。

「趙、例の計画を実行してくれ。」

「分かりました。周国家主席。サイバー軍の力を日本に見せ付けてあげます」

「期待しているぞ」

      2027年9月12日


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ