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領土奪還戦争  作者: マンチカン
第一章 日本の目覚め
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日韓講和協議

北朝鮮の奇襲には日本政府も驚愕した。この事態に氷室首相は竹中恵一中国大使に

中国を通じて北朝鮮に停戦を呼びかける様指示した。その様な中、日韓講和協議はニュージーランドの首都ウェリントンで行われた。

日本側の要求は

1・竹島、五島、対馬は日本領であることを認めること。

2・日韓基本条約で解決済みの問題を今後一切提言しないこと。

3・反日教育をはじめとする対日敵視政策の一切を行わないこと。

4・未来永劫、日本に対し賠償請求をしないこと。

である。無条件降伏した韓国は、立場上何一つ文句が言えないため、日本側の要求は

認められ講和協議は終了した。8月12日のことである。講和協議後、韓国は

我々は北朝鮮からの攻撃に対し現在、為すすべがない状況である。

なんとかしてくれないかと要求に対し日本は現在、北朝鮮には停戦を呼びかけている

最中だ、とだけ答えた。その後、北朝鮮から正式に停戦命令には応じないという返事が返ってきた。それどころか日本に向けてノドンを撃ちこんできた。

「幕僚長、大変です。北朝鮮からミサイルらしき物体がこちらに向かっています。」

「了解。PAC3および20式戦車による迎撃せよ。」

北朝鮮から発射されたノドンはぐんぐん加速し日本海上空を飛行し本土に

向かってきた。それに向かってPAC3から迎撃ミサイルが日本側から発射。

距離をどんどん縮めていく。そして命中、迎撃は成功した。同じ失敗を

繰り返すわけには行かないのである。続いて10発ほどノドンを撃ち込んできたが、

すべて迎撃した。翌8月12日氷室首相は北朝鮮に対して宣戦布告を行い、

紅桜率いる第一護衛隊群を北朝鮮に送り込んだ。これはロシアに対するけん制の

意味も含めてのものだ。旗艦長である山口はゼロの出撃を命令した。

飛行甲板から次々とゼロが飛び立っていく。旧式のP―15が飛んでくるがゼロの

ガトリング砲を受けて炎上しながら海の藻屑となっていく。その合間を縫ってSSM―2Bが火を噴く。イージス艦を粉砕した対艦ミサイルが北朝鮮艦隊に

襲い掛かる。上空からはゼロの爆撃により敵艦隊は次々と海の中へと消えていった。

海と空をほぼ手中に収めた日本であったが一抹の不安があった。

それは北朝鮮の地下核施設である。そのため陸上自衛隊はバンカーバスターを

弾頭にした弾道ミサイルによる攻撃を試みた。ぶっつけ本番ではあったが元々

世界最高クラスの宇宙ロケット技術を有する国にとって的の大きさは十分すぎた。

結果として北朝鮮の核施設は崩壊、相手の戦意を根こそぎ奪うことに成功した。

この攻撃を受けた北朝鮮政府は中国を通じた外交ルートで正式に降伏した。その後、

中国の北京で日朝講和会議が開かれ、極東を舞台とした戦闘は終わりを

告げたのである。

       2027年8月14日


これで第1章は終わりです。ここまで読んでくださった読者の皆様、

ありがとうございます。日本の領土奪還はまだまだ始まったばかりです。

次章からは対中国となります。更新は不定期ですが頑張って作品を完成させますので応援よろしくお願いします。

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