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領土奪還戦争  作者: マンチカン
第一章 日本の目覚め
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脱獄

日本と韓国が交戦、どさくさにまぎれて宣戦布告した北朝鮮、誰もが彼らの存在を

忘れていた。そう、竹島上陸を企てた二人組みである。

「兄貴、俺ら捕まってからずっと牢屋の中だけどいつ出られるんですかね~」

「俺に聞くな相棒。分かるわけねえだろ」

「すいません、兄貴。聞く相手間違えました。」

ボコ!。兄貴の鉄拳が飛んできた。ズガーン。という爆音とともに建物全体に

衝撃が走った。北朝鮮のミサイル攻撃の一部が刑務所に当たったのである。

「兄貴、なんですかね。」

「おい相棒、道が出来たぞ。ここから逃げるぞ」

「さすが兄貴。さっさとここからおさらばしましょう。」

先ほどの衝撃で刑務所の一部が破壊され、建物に穴が開いたのである。

彼らはこの穴から刑務所を脱出を試みた。

「待て、そこの二人。」

と二人を呼び止める声がした。待てといわれて待つ馬鹿はいない。二人は

韓国語が分からないわけではない。だが二人はその声を無視して走り出したが

パン。という銃声があたりに響き渡ると足を止めた。

「待てという声が聞こえなかったのか」

銃を向けながら一人の男が近づいてくる。額に傷・・・どこかで見たような。

「てめえ、あの時はよくもやってくれたな」

「誰ですか兄貴。」

「ばかやろう。忘れちまったのか。竹島上陸を邪魔したやつだ。」

「お前ら、あのときの不法入国者か」

「そうだ文句あっか。だいたい竹島は俺らのものだ。不法入国者といわれる

筋合いはねえよ」

「独島は韓国領だ。まあ、今となってはそんなことはどうでもいいが」

「どういう意味だそれ。」

と兄貴と呼ばれているやくざが聞くと男は今までの状況を話してくれた。

日本と韓国が交戦し韓国が負け、竹島と五島は日本に返還されたこと。

我々警備隊はその戦いの最中、日本軍の圧倒的な力に愕然とし竹島防衛を放棄し、

それが理由で解雇されたこと。などである。

「じゃあこれは自衛隊の攻撃ってことか」

「いや違う。これは北朝鮮の奇襲だ」

男の答えに

「兄貴、どういうことですか」

「俺に聞くな相棒。そいつに聞け」

「残念だ。俺も分からん。だが、ここは危険だ。安全な場所に行くぞ。

こっちへ来い。」

男に連れられて二人は刑務所を後にした。

       2027年8月11日


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