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韓国の決断
「アメリカが発言撤回だと。アメリカが日本を叩き潰している間に領地を
奪い返そうとしたのに。」
パク大統領は思惑が外れたようで苛立ちを隠せなかった。
「落ち着いてください大統領。」
「イ元帥。君は非常に優秀なことは分かっている。だが現在の韓国民の怒りは頂点に
達している。これは私も同じだ。」
「大統領、軍人として申し上げます。現時点の戦力では日本に勝てる術はありません。
しかし大統領、あなたが開戦を決断するのであれば私は全力を持って戦います。」
ようは勝てないからやめろと忠告をしたのだが頭に血が上りきった大統領の耳には
届かなかった。大統領が火病を発症してしまったのである。
「イ元帥。私は決断する。日本を叩き潰すと。全韓国の怒りを見せつけ●●を
ひざまつかせるのだ。」
イ元帥は何も答えなかった。敵国といえ日本の象徴を侮辱する発言をするとは、とても
大統領がする発言とは思えず、この徳の無い人間に従う必要があるのか真剣に考える
必要があると感じた。その夜、パク大統領は日本に宣戦布告を宣言するのである。
2027年8月7日




