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プロローグ SIDE 海都

………………リリリ……

………リリリリ………

ジリリリリリ………

バンッ!

「ふっ勝った!目覚ましごとき我が安眠を妨げようなど笑止!」

つーかマジで眠い………

「ぐがー………」

トントントン、ガラッ

「お兄ちゃん朝だよ、起きてよぉー」

「ぐおー………」

「早く起きないと入学式に遅れちゃうよぉ」

ユサユサ………

「うーん、あと………」

「うー、あと5分だけだよぉ?」

「あと5年………」

「長過ぎるよぉ!そんなに待ってたら陸も高校も卒業しちゃうよぉ!」

「うぅ、この朝の1分1秒が今日1日を左右すると言っても………」

ドタドタドタ、ドン!

「いつまで寝てんだ、バ海都ぉー!」

ぐぎゃー!いってぇー!何だ?何が起きた!?

「ぐべらぁ!敵襲!敵襲ぅ!通信兵今すぐ状況を報告せよ!」

「バカやってないでさっさと降りてきな!」

「お兄ちゃん、二度寝しちゃ駄目だよぉ?」

パタパタ………

「ぐぅ相変わらず空姉えの踵落としはやべぇぜ。少しは陸都の天使っぷりを見習えっての…」

俺、月村海都はまだ痛む腹を抑えながら愚痴た。




「まったく今日から高校生だってのに陸都に迷惑掛けてんじゃないよ」

「悪かったって」

「まったく……ほら早く行かないと遅刻するよ」

「ごっそさん。いってきまーす!」

「あぁちょい待て。このメモのもん買ってきて」

「うげ、空姉えが買いにいけよ休みなんだし」

「あんたね…両親がいない間はあたしら三人で仕事を分担するんだろ?で、力仕事はあんたの役目。分かる?」

「分かった、分かった」

まったく人使いの荒い姉だ。

「けど空姉えにばかり負担を掛けるわけにはいかないよなぁ」

そんなことを考えながら俺は家を出た。


---我が月村家はさる事情により両親が家におらず、家事等を姉の空都、妹の陸都、そして俺、海都の三人で分担している。

両親は今どこで何をやっているか知らないが定期的に手紙で連絡が来るので死んではないのだろう。

「まぁ今はいない人たちのことはいいか」

そうして俺は思考を切り替えていく。

「さてさて高校でこそは彼女を作りたいもんだ」

そうして俺は今日から通う、国立鳳仙学園へと向かった------

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