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イマジナリーフレンドのいた日々

わたしには、つい数年前まで家にいたイマジナリーフレンド。

ユーチューブで、オカルト系を好んでみていた時期に、イマジナリーフレンドという存在を知りました。


そして、まさかこの子も?と思い聞いてみます。

そこまでは覚えていますが、そこからはうろ覚えで。


見た目は、短パンを履いた少年で賢そうな髪型と顔立ち。

いつでも話し相手になってくれてた。


わたしには年の離れた兄がいて、その兄から毎日暴力を振るわれていて逃げ場のない生活を送ります。


最初の回にも書きましたが、母の宗教でセクハラとモラハラにパワハラをされ、家に帰れば兄に殴られて叱られて、学校に行けばイジメられる。


そういうことから逃げるために、イマジナリーフレンドがいたのだと思います。

オカルト系チャンネルで、イマジナリーフレンドという存在を知り、直接聞いたら姿が見えなくなってしまった。とてもいい子だったのに。可哀想なことをしたと今も悔やみ続けています。あの子がいたから精神が崩れきらなくて済んだのに。


といっても、その度合を超え精神科に入院したこともありましたが。可哀想に。

その頃に記憶は少しあって、あたふたして頭抱えてたのは印象的ですね。


そんなこともあって、もののけタクシーを書くときに、いつか成仏させたくてわたしが「お兄ちゃん」として登場しあの子の気持を代弁してみました。


名前が思い出せないんだ。何と言っただろうか。


だからこの歳までなんとか生きてこれた。


母の介護に苦しみながらも生きてこれた。

だけど、母を失いイマジナリーフレンドにも先立たれ。

わたしの生きる意味は本当になくなった。

だから、動いた。

でも、失敗した。

今こうして生きてることに悲しさしか無い。


ひとりではこの家は広すぎる。

誰かがいてくれたら。

あのときなぜ、「君はイマジナリーフレンドなの?」

なんて聞いてしまったのだろう。


一応、最終話を急いで書いたのを予約投稿しているけれど。


そう。あの子は、わたしに説教してくれたこともあった。

いつも都合の良いことを言うのではなく、苦しい言葉もあった。


わたしが学校でイジメられて帰って泣いて。

すると、イマジナリーフレンドのあの子が


 「泣いてるだけでいいの?言い返した?」


これには言い返せない。なぜなら、言い返せば嫌われると思っていたから。


 「言葉で返さないと伝わらないよ」


今となってはそう考えるけれど、当時のわたしはそんなことも考えられず、いかに誰からも関わらずに生きて行けるかばかりを考えていた。


 「でも、殴られたら痛いし」


これがわたしの精一杯。


 「殴られないように先生に言った?言わないと伝わらないよ」


また正論。だけど、教師を信用してなかったので言っても伝わらないと思って。

そこからだんまり。

何を言っても辛いことしか言わない。


このときもまた、ひとりぼっちになってしまう。

苦しかった。


今もまた苦しい。

あの日の記憶があるから余計に。


それでも、ほとんどを忘れていく。


これからは記憶が薄れていくのかも知れない。

ここ数年、わたしは生きているのかさえあやふやで。

時々思うことがあった。

世間はわたしが見えているのだろうかと。


独り言を言ってるやべえ人に見えてるかも知れないと。

いやその前に、生きているのかさえわからない。

うーん

足にしびれと痛みがあるからたぶん生きているのだと思う。

それでも確信が持てない。


わたしはいつから生きているのだろう。

今どこかに入院しているのだろうか。

こうして、入力して投稿して。


それらすべて夢なのかも知れない。

だってわたしは、文章が下手で誰からもそのようなのを見ているわけがなく。

それでも、国語だけは得意だった。


時折あるんです。

こういうことを思うことが。

実際に、スーパーに行くとわたしと母が話しながら買い物をしているとおかしな顔してこちらを見る女性をよく見ました。わたしは独り言を言ってるのだろうか。ということは、母は存在しないのだろうか。


存在しない母と買い物に来ているのだろうか。

どこから夢でどこからが現実なのかわたしにはわからない。


ながーい夢を見ているだけなのかも知れない。

イマジナリーフレンドがいたことさえ夢なのかも知れない。


兄はいなかったのかも知れない。


家族も。


わからない。


生きることに疲れてしまっても誰も助けてはくれない。

母の後を追ってみたものの失敗してしまう。

その後の後遺症みたいなのがあって、下書きも書けなくなり3週間放置。

その間も暇だから書いていたけれど。前より入力しづらくなった。

でも暇だから打てる。


あの子はわたしを置いてどこへ行ってしまったのだろう。

話し相手になってくれたら。

どんなに助かるか。


またひょっこりと帰ってきてくれたら。

そう思って、もののけタクシーの4話を書きました。


なんて虚しいのだろう。

早くこの世から消えてなくなればよいのに。

嘱託を調べてますが、当たり前ですが普通に調べて出てくるわけもなく。

ダークウェブでもどうか。

全財産差し上げるので。ぜひ。お願いしたい。


もう、わたしと話してくれる人はいないのだ。

母を失ってすぐの頃は元気だったので、仕事探そう。いや待てよ、体力つけなきゃ。


今は元気を失い生きることに虚しさを感じながらもテレビなどで無理に笑うことで気分を落とさないようにしている。

警察はわたしを捕まえもしないし。

いったいどうしたら良いのか。


誰かがわたしを。


さしてくれたら。


イマジナリーフレンドのあの子に呪われたらいいのに。

あんな酷いことをしたわたしを。

興味があったとはいえ。それはあんまりにも酷い。


わたしはふたりも殺してしまったのだ。

イマジナリーフレンドのあの子と母を。

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