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20:第二章覚書

二章覚書


■人物

(◆:第一章から継続して登場 ◇:第二章からの登場)

◆エルレナード・フィンブルツール(エルナ) 十六歳

 ギルド『ドレッドノート』の研修生。剣を託してくれたLEONARDという人物を捜している。

 研修の早期終了によって暇を持て余していた彼は、毎日の鍛錬で基礎体力を増強していた。

 新しい任務のために呼び戻され、再び研修生となった。

 女の子に間違えられる事が多い。ガリューに間違えられ、グライヴには女の子っぽいと言われている。

 また、第三区画の第二王女に似ている事から、女装して影武者になった。

 王女に変装した姿はあまりに可愛らしかったため、誰もエルナだと気付かなかった。


◆ミーティア・エンシスハイム 十六歳

 ギルド『ドレッドノート』の研修生。

 インテリジェンス・ウェポン「スティグマ」の持ち主であり、その呪いによって魔物と化してしまうところだったが、エルナに助けられた。

 ドラゴンと生身で張り合える魔法少女として、その筋の人間にとって一躍有名人になってしまい、多くのギルドにその力を狙われる身となる。

 研修の早期終了によって暇になっていた彼女は、エルナの鍛錬に付き合うようになっていた。

 が、父によって軟禁されて外出を禁じられてしまう。

 そんな父の過保護さに反発するが、ソアとの会話でそれが父の優しさ故であったと気付く。

 根はとても寂しがり屋。


白柳(しろやなぎ) (てん) 二十歳

 ギルド『ドレッドノート』の魔導技師。

 バーレイグを大した傷もなく撃退する人物として外部のギルドに目をつけられる。

 が、実際にはヘルテイトとの戦いで腕の筋肉が大幅に損傷しており、治療のために入院していた。

 夜眠る事を恐れていた。

 興味の対象外の事に関しては無頓着。

 何かを作ったり組み立てたりする事が大好き。

 祖父に反発して剣を振るう機械人形ディガンマを作り出した。

 ディガンマを破壊するために一人で大海洞へ向かうが、一度目は千香に敗れて連れ戻された。

 二度目はディガンマを破壊しきれず、かけつけたノクス達によって仲間を信じる事を知った。

 使っていた杖型のLPがディガンマ戦で壊れてしまったため、新しい武器を作った。


◆白柳 千香(ちか) 十七歳

 ギルド『ドレッドノート』の戦闘員の一人。天の妹。

 一人で暴走する天を止めるべく、一対一で戦い、勝利した。

 兄を斬った事に対してショックを受けていたが、ミーティアに支えられて立ち直った。


◆ノクス・アージェンタイム 二十二歳

 ギルド『ドレッドノート』の副艦長。

 ドラゴンとの戦いで何本か肋骨がやられてしまっていたが、一週間かけて元通りになった。

 マヤを雇った事で財布にも打撃を受けており、質の悪いコーヒーしか飲めない状態を憂えていた。


◆クレレ・ヴェリタス 十四歳

 ギルド『ドレッドノート』の最年少乗組員。艦長補佐。

 体調を崩しがちだった。


◆本川 玲菜 二十五歳?

 ギルド『ドレッドノート』の艦長。

 本名は「レイナ・バーレイグ」

 ドレッドノートを家族同然に思っており、ミーティアを強引に連れ出さなければならない事に心を痛めていた。


◆フォルラムル・サン・エーテリ

 連邦騎士団 銀雷のフォルラムル。

 第四区画に残り、ギルド『マジェスティック』を監視している。


◆龍見 マヤ 二十四歳?

 スペースタイムズの記者。大海洞の王女護衛任務に同行した。

 リヴァイアサンに「竜族の娘」と呼ばれている。


◇ルーク・アージェンタイム

 ノクスの姉。足が不自由であり、車椅子で生活している。

 ノクスと同じく長身で、髪は栗色のショートボブ。目は細く常に笑っているように見える。


◇シャルフランテ・ヴァイセローゼ(シャンテ)

 連邦騎士団 宣託のシャンテ。

 後ろを結い上げた長い金髪と澄んだ空のような水色の瞳が印象的な、少女の面影を残した女性。

 第三区画の王女でもある。

 ドレッドノートを第一区画へ連行するためにやってきた三人のうちの一人。

 おおらかな性格。お茶目な悪戯好きであり、リヴァイアサンとは気が合う。

 エルナの女装を企画したのも彼女。


◇アエル

 連邦騎士団 人形師(ドールマスター)アエル。

 白い包帯をぐるぐる巻きにして両目を隠した男。しっかりと前は見えているらしい。

 精悍な顔立ちの若い男。

 燐の保護者的存在。暴れる燐も彼が首を掴むだけでおとなしくなる。

 ドレッドノートを第一区画へ連行するためにやってきた三人のうちの一人。

 シャンテ曰く「仕事はできるが愛想が無い」


(りん)

 連邦騎士団 苦輪の燐。

 スクレラと虹彩の境目がわからないほどに、不気味なまでに白い瞳を持つ少女。

 危険人物。ドレッドノートにいち早く遊びに(・・・)来た際には天を襲撃し、その圧倒的な魔力を見せつけた。

 ドレッドノートを第一区画へ連行するためにやってきた三人のうちの一人。


◇リック 十六歳

 魔法学校の生徒であり、エルナの友人。

 眼鏡をかけている。銀髪。

 ギルド『マジェスティック』の研修生として第一区画へ行っていたが、マジェスティックの仕事の関係で第四区画へ戻ってきた。

 何かに強く興味を持った時、あるいはそれについて言及する時、悪戯っぽい笑みを浮かべながら眼鏡を上げ直す癖がある。

 真面目そうに見えて、意外とゴシップネタによく食い付く。

 学校では「魔法の痕跡」の研究に力を入れていた。戦闘自体は得意ではない。


◇ガリュー

 ギルド『マジェスティック』の艦長。玲菜の旧友。

 二本の刀を携えた背の高い若い男で、暗い茶色の長い髪を頭の後ろで結っている。

 服装は千香が普段来ているのと似た和装だが、下はネズミ色のズボンタイプをはいて、上はえんじ色の長い外套を羽織っている。

 鷹のように鋭い目を持つ。

 常に余裕を絶やさないポーカーフェイスで、しかしそれでいて気障なセリフを呼吸するように使いこなす。

 それが不快にならないだけのルックスもあるし、言い方やタイミングなども完璧に心得ている。

 第四区画に到着してわずか二日目で、役所の女性を口説き落として、スティグマ事件でヘルテイトが使用していたアジトへの立ち入り許可を得た。


◇タゲン

 ギルド『マジェスティック』の戦闘員。単独での任務を主にこなす一匹狼。

 ガリューと同じくらい背の高い三白眼の男。

 深く刻み込まれた皺と、露出された逞しい筋肉にいくつも見当たる刀傷は彼が歴戦の勇士である事を示している。

 短刀を使用する。フォルラムルが放つ銀雷の一撃を短刀の先端で受け止める程の実力の持ち主。

 めったに喋らないため、彼のセリフは第二章では一つだけ。

 喋った事をリックに驚かれている。


◇スタイリッシュジョージ

 天が作った自立型お手伝いロボット。主に技術的な作業をサポートしてくれる。

 やっぱり特に深い意味無く付けられた名前らしい。


◇ソア・ステインソール

 第三区画の騎士見習い。大海洞への王女護衛任務に同行した。

 赤髪。

 三年前の調査隊事件に巻き込まれ、父と記憶と魔力を失ったが、青い草原を見て記憶を取り戻す。

 ディガンマ・コピーにトドメを刺した。

 大槌を使う。魔力もディガンマ事件の解決と共に取り戻したらしく、王宮のダンスパーティ襲撃事件の際には強力な雷の魔法でリザードマン達を一掃している。


◇グライヴ・イルアン

 第三区画の騎士見習い。大海洞への王女護衛任務に同行した。

 赤髪。ソアの幼馴染。彼が騎士になろうとしたきっかけはソアとの勝負に負けた事。

 ソアの記憶を取り戻すために一人でディガンマに挑み、傷を負わせるがソアをかばって負傷。記憶を失った。

 しかし、ソア達がディガンマ・コピーを倒した事で記憶が戻った。

 剣を使う。


◇リヴァイアサン(レヴィ)

 深い蒼のウロコを持つ大蛇。大海洞に住む、魔族達の長。

 人の姿は、深い蒼のローブを身にまとった、長い髪の女性。こちらが普段の姿らしい。

 お茶目であり、人を驚かせて楽しむ事が大好き。

 王家の人間のおおらかさに惹かれ、古の時代に彼らと盟約を結んだ。

 今でも王家の人間とは良好な関係を築いている。特にシャンテとは気が合う。


◇大臣

 第三区画の大臣。

 ディガンマを召喚してコピーを作り、王宮議会が反魔族に傾くよう仕向けていた。

 ディガンマによって殺害された。


◇エルナ・(クロイツ)・ヴァイセローゼ

 第三区画の第二王女。シャンテの腹違いの妹。調査隊惨殺事件の生き残りの一人。

 王宮を飛び出した姉と違い、王宮内での支持は篤い。

 細かい事を気にしないおおらかさは王家の血筋によるものか。

 天然。


■用語

□魔法の痕跡

 どのような魔術が行使されたのか、という痕跡はその空間に存在する魔力素の変質を分析する事で可能となる。


□第二区画

 太陽系を含む第一区画の次に人が訪れた区画。

 宗教抗争が起きており、一二、二三隔壁が封鎖されて実質的に隔離されていた。


□第三区画

 四つの連邦領区画の中では比較的新しい方だが、それでも気の遠くなるような歴史を持っている。

 この地に移住した人々が優れた指導者を求めたために、古い時代から王制を敷くこととなった。

 王宮の古風な文化が栄えている。

 人の住む居住区と、魔族の住む大海洞はほぼ完全に住み分けがなされており、人間が行き来するためには王家の血筋か特別な許可が必要。

 人と魔族は古の盟約によって互いに不干渉を貫く形で共存している。

 ディガンマ事件によって王宮と魔族の間には緊張状態が続いていた。


□大海洞

 第三区画に存在する、魔族達の楽園。青い岩壁のトンネルになっている。


□魔族

 人と異なる生物であり、その姿かたちは様々だが、総じて強い魔力を持つ。

 一般的に言われる魔獣と違い、優れた知性を持っており、人と話す事もできる。

 種族毎に分類が細分化される。

 リヴァイアサンほどの力の持ち主でなければ人間を恐れて出てこない。


□調査隊惨殺事件

 調査隊事件とも。三年前に大海洞へ赴いた調査隊が惨殺された事件。

 ほとんど全滅してしまい、生き残ったのは第二王女とソアのみだった。

 王宮と魔族の間の交流が途絶える原因になってしまった。


□触媒

 大海洞の聖水。治癒魔法の効果を増強する。


□ディガンマ

 二刀流の首なし機械人形。天が作り出した凶悪な兵器。

 白柳兄妹の祖父の片目を奪い、天の魔力を奪った。

 第三区画の大臣によって召喚され、コピーを生成された。

 大臣を殺害したが、ドレッドノートのメンバーによって破壊された。


□リザードマン

 鎧のように硬いうろこを持ち、背の高い大人ほどの体長を持つ二足歩行のトカゲの戦士。

 左手に鉈のような刃の広い剣を持ち、右手には盾まで持っている。


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