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『ヒール56』

『ヒール56』



 館に侵入しバーニング率いる風の陣を壊滅させるのに成功。

 あとには風の陣パーティーの倒れる姿が大量になる。


「これだけ戦いした爆音があった。当然領主も聞こえていると考えていい。隠れているのかもな」

「もっとこの階を探してみようよ」

「待った、あれを見て、通路の先にある窓を!」

「窓? それがどうかしたのローズ」

「窓から見えたの」

「もしかしたら領主が逃げたのかもよ!」

「窓の外に行ってみるか!」


 ローズが人の影を発見したらしく窓に確認しに行く。

 俺は見なかったけど、窓の所に行くと、


「あれ、外に人がいる!」

「しかもミュートエアー達だよ!」

「本当かい、どうしている?」

「雷鳴もいて……もう1人いる。知らない男だ。敵だ!」

「敵!」

「しかも雷鳴のメンバーが倒れています!」

「まずいな、俺たちも外に出よう。雷鳴のところに!」


 館の外にはミュートエアーと雷鳴がいた。

 そして敵の一人と戦っている状況だったらしい。

 外には扉があったから、外に出る。


「ミュートエアー!」

「ローズ、パピアナ!」

「敵ですか?」

「敵はシャークウォーニン。すでにトリプルシックスとリルキスとレッドペルーシュが倒され、致命傷です」

「まさか、敵一人に!」


 敵の名前はシャークウォーニン。

 たった一人なのに雷鳴のメンバー3人が致命傷であったのは驚いた。


「貴様らは誰だ。雷鳴の奴らの仲間か?」

「違う。竜の守りだ」

「竜の守り……知らんな。どちらでもいいか。領主からは全員倒していいと言われている」


 シャークウォーニンは年齢はかなり上だろう。

 武器らしきものがないことから魔法使いと思われる。

 

「恐ろしい奴だ。魔物を召喚する。今も召喚した魔物にやられた」

「今すぐにヒールしてやるからな。魔王竜ヒール!」

「おお……ありがとう」

「助かるトレイル!」

「体力が回復した!」




体力を2310回復しました。

経験値を2310獲得しました。

 

レベルが523にアップしました。

レベルが524にアップしました。

レベルが525にアップしました。

レベルが565にアップしました。

レベルが566にアップしました。

レベルが567にアップしました。


スキル、体温調節を覚えました。




 3名分の経験値をゲットして体力復活させる。


「3人が同時に回復した……貴様は回復術士か」

「回復術士だ。もう好きにはさせない」

「トレイル、敵は強い。はっきり言って勝ち目はない。いくら竜の守りが加わっても」

「そんなに強いの?」

「召喚した魔物がケタ外れの強さだった。また召喚する前に退散したい」


 雷鳴のクールキャットが震えている。

 俺たちにも見せなかった姿に、説明することなく強いと理解した。


「お前ら、まとめて倒す、我の魔力で召喚する。いでよ魔物よ、ファイアドラゴン」

「ファイアドラゴン……て、ドラゴンか!」


 シャークウォーニンが魔法を詠唱すると、魔法陣が作られ、魔法陣からドラゴンの姿が出現した。


「トレイル、ドラゴンみたいよ!」

「ドラゴン系は森の王パーティー時代に何度も見たけど、今はサリオスいないし、ヤバイな」




ファイアドラゴン

レベル378

体力12000

魔力12500

スキル





「雷鳴がやられたのも強力な魔物でした。しかし召喚した魔物は消えました。きっと時間制限があるのです」

「なるほど、無限に魔物を出現させるわけじゃないのね。それを聞いて少し安心」

「安心か。ドラゴン、炎で全員を焼き尽くせ!」


 シャークウォーニンがドラゴンに指示をしたら、ドラゴンは口から猛烈な火を吐いてくる。


「炎です!」

「避難して!」

「強い炎だ。耐えられないよ!」


 あまりの熱さに俺も遠ざかるしかない。

 凄まじい炎だった。


「トレイル、この男の名前を聞いたことあるわ……シャークウォーニンて、確か凄腕の暗殺者……」


 ローズが思い出すようにして言う。


「ミュートエアー、本当かい?」

「私も思った。暗殺者のシャークウォーニンだとしたら最悪。領主が金で雇ったのだ」

「うわあああ!」


 ファイアドラゴンの前足で雷鳴のリーダーのクールキャットが踏まれる。



体力を410回復しました。

経験値を410獲得しました。

 

レベルが568にアップしました。

レベルが569にアップしました。

レベルが570にアップしました。

レベルが571にアップしました。



「クールキャット!」

「助けろリーダーを!」

「ダメだ危な過ぎて近寄れない」

「タップアウト、行くな!」

「クールキャットを助ける。援護しろ」


 タップアウトが助けに入ると、ミュートエアーや雷鳴もドラゴンに攻撃を開始。


「私も魔法します、ホーリーサークル!」


 ホーリーサークルもドラゴンに当たるが、かすり傷程度にしかならない。

 やはりドラゴンは強い。


「助かった、クールキャットは助けた」

「みんなで攻撃をしよう!」


 攻撃したのもあり、前足はクールキャットから離れたのを気に、救出した。


「ありがとうタップアウト」

「みんなの力だ」


 命には関わらなかったのは良かったが、骨は折れているだろう。


「ふふ、ファイアドラゴンにはお前らが集まっても勝てやしない。このまま焼き尽くせ!」


 炎が辺り一面を焼き尽くしてくる。

 逃げ場が少ないのも難しくしている。


「館の中の中庭みたいねここは。狭くてドラゴンに有利だわ」

「炎から逃げられないもん」

「みんな焼かれちゃう」



体力を560回復しました。

経験値を560獲得しました。

 

レベルが572にアップしました。

レベルが573にアップしました。

レベルが574にアップしました。

レベルが575にアップしました。

レベルが576にアップしました。

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