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『42』

『42』



「危ない、ミヤマ!」


 ローズが指摘した時に別のプーカがミヤマに接近していた。

 弱っていると見たのかもだ。


「そうはさせない、ミヤマを守ります。ホーリーサークル!」


 そこへパピアナが魔法ホーリーサークルを詠唱。

 一直線にプーカに。

 高速移動するプーカ。

 命中させるのは難しい。

 移動しているプーカにホーリーサークルが激突。

 プーカは1発で吹き飛んだ。


「命中!」

「ありがとパピアナ!」

「最後まで魔法を受けなさい。ホーリーサークル!」


 吹き飛んだプーカに連発。

 ホーリーサークルが飛ぶ。

 倒れているから、防御は出来ないため、ホーリーサークルを受けた。

 1発。

 更に1発。

 プーカに命中。

 パピアナの命中率は凄いな。

 ホーリーサークルが複数発受けてもまだ起き上がってくる。


「プーカはなかなか死なない!」

「体力はあるから、みんな気をつけて」

「さぁ、アリストテレスに作ってもらった短剣の出番だ!」


 プーカに苦戦していた時にローズが短剣を構えた。

 言ったと同時に素早さでプーカに接近して、短剣を切る。

 首、足、胴体と。

 プーカは得意の後ろ足でローズを追い払うつもりだ。

 ミヤマの戦いを見ていたからか、ローズは後ろ足の蹴り上げを予測していた。

 避けてまた短剣攻撃。

 速いなローズは。

 しかしプーカはしぶとい。


「俺も行くぞ!」


 アリストテレスの剣をぬいた。

 軽い。

 持った感じはとても軽い。

 しかし刃の美しさは違う。

 プーカがしぶとく戦う中に俺も参戦。

 剣を振り抜く。

 プーカの前足を切る。

 切れ味が鋭い。

 浅い傷の感覚だった。

 しかし前足からは流血する。

 プーカは悲鳴を出す。

 以前の安物の剣とは違う切れ味だ。

 その後もプーカを切る。

 ローズ、パピアナ、ミヤマはまだ1匹もプーカを倒せてはいない。

 俺は最初にプーカを討伐した。


「やった!」

「トレイル、凄い!」

「トレイル、剣でもっと切って!」

「おじさんの剣なら切れる!」


 1匹倒したそのままの勢いでプーカを切る。

 ミヤマと戦うプーカに振り下ろす。

 ローズと戦う最中のプーカにも一撃。

 パピアナがホーリーサークルしていたプーカにも一撃。

 結局は俺が全てのプーカに一撃を与えて討伐した。

 プーカを倒した経験値を獲得した。


「凄いトレイル! さすがレベルが60以上だ!」

「プーカをものともしない強さです!」

「ありがとう。俺の力よりも剣が良かったんだと思う」


 剣を腰に戻す。

 プーカは4匹倒れている。

 

「プーカの魔石を回収しておきます」

「よろしくローズ」

「トレイル、お願いがある。体力と傷の回復をして欲しい」

「トレイルは無傷だったみたい」

「今、ヒールするところさ。魔王竜ヒール」


 みんな体力を減らして傷を負っているのは見てわかった。

 俺は無傷に近かった。




体力を510回復しました。

経験値を510獲得しました。

 

レベルが476にアップしました。

レベルが477にアップしました。

レベルが478にアップしました。

レベルが479にアップしました。


スキル、前衛を覚えました。





「レベルが479になった」


「479!!」


「上がりすぎです!」


「どういうこと?」

「俺のヒールは回復した分だけ経験値となるんだ」


 ミヤマに詳しく説明した。


「レベル479か。プーカを楽に倒せるわけだ。それにしても異常な早さのレベルアップ。エルフ族から見ても異常です」

「俺も思う」


 みんなと比べたら異常な速さなのは疑いようがない。

 プーカの経験値ももらえるからだ。


「プーカの経験値しか私はもらえないのに、トレイルはズルいな」

「ズルいと言われても困るけど。でもローズも頑張ったよ。短剣はいい感じでしょう」

「うん、アリストテレスに会ったらお礼を言いたい。凄くいいバトルになった」

「素手よりはいい」

「魔石は回復してある。まだプーカがいるなら戦いたい」


 ローズは短剣が気に入ったのか続けて戦いたいと言ったのは、いい傾向と思いたい。


「体力は回復してくれたし、まだ戦えそう。次こそホーリーサークルで倒すぞ!」

「頼むよ」


 それから魔物と戦闘を繰り返した。

 ミヤマも加わり体力の減少によるヒールで多くの経験値を得た。




体力を570回復しました。

経験値を570獲得しました。

 

レベルが480にアップしました。

レベルが481にアップしました。

レベルが482にアップしました。

レベルが483にアップしました。

レベルが484にアップしました。

レベルが485にアップしました。





体力を490回復しました。

経験値を490獲得しました。

 

レベルが485にアップしました。

レベルが486にアップしました。

レベルが487にアップしました。

レベルが488にアップしました。

レベルが489にアップしました。

レベルが490にアップしました。




体力を420回復しました。

経験値を420獲得しました。

 

レベルが491にアップしました。

レベルが492にアップしました。

レベルが493にアップしました。

レベルが494にアップしました。

レベルが495にアップしました。

レベルが496にアップしました。




名前 トレイル

職種 回復術士

種族 人族

性別 男

年齢 18

レベル 496

体力 6930

魔力 6920

攻撃力 6930

防御力 6990

素早さ 6910  



ゲオルギウスの加護


スキル

アイテムボックス、鑑定、移動速度アップ、睡眠魔法耐性、取得バルのアップ、攻撃回避10パーセントアップ、水魔法耐性アップ、豪腕、耐寒レベル1、暗視、看護、包容力、ダンジョンランプ、前衛



魔法

魔王竜ヒール

魔王竜リフレイン



 かなり今日もレベルが上がった。

 もうすぐレベル500に達しそうだ。

 異常としかいいようがないよな。

 ステータスがぶっ壊れた感じだ。

 

 町に帰り着いたときには疲れていた。

 だいぶプーカとも戦ったからだ。

 ギルドではプーカの討伐を報告。

 かなりの実績アップに繋がる。


「竜の守りの人だろ。最近の活躍は凄いな!」


 知らない冒険者から声がかけられる。


「ありがとう」


 ローズが気安く返事をした。


「それに森の王とも戦ったらしいな。あの森の王と戦えるなんて普通じゃない!」

「森の王とは少しばかりトラブルになっていて、それでケンカになったんです。ご迷惑かけました」

「森の王は魔王竜ゲオルギウスを討伐したのは世界に広まった。次も魔王を討伐する気らしいぞ」

「そうですか。森の王パーティーは強いですから。しかし森の王とは関わらない方がいいですよ。あのパーティーは最低なパーティーです」

「そうよ、最低な男よサリオスは。近寄りたくもない!」

「そうなの? 勇者サリオスは偉大な人物と聞いてますけど……」


 冒険者にローズとパピアナが文句を言い残したので、冒険者は困っていた。

 あまり言うとサリオスのみみに入るからそれも困るが。



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ランキングに入れるように頑張りたいです。

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