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『41』

『41』


「ミヤマ、お帰り」


 宿屋にいた時に外にいたミヤマが帰って来た。

 おじさんであるアリストテレスのところに行っていた。


「ただいま帰った、トレイル、ローズいる?」

「ここにいる」


 ローズが振り返り答える。


「あのね、おじさんの鍛冶店に行ったらローズとトレイルの武器が完成したって。直ぐに取りに来てくれとさ」


 武器を頼んでいた話だった。

 早いな!


「えっ、もう完成したの。早くない?」

「おじさんの腕はここらではドワーフでも1流なのよ。魔鉱石があれば精製できるから」

「ついに私も武器が持てる。今まで爪しかなかったので、防御力高いとキツかった」

「ローズが欲しがってるし、さっそく行ってみよう」

「やった!」


 ローズは待ちに待ったていたのか、足取りはいい。

 宿屋からアリストテレスの鍛冶店に向かう。


「おじさん、トレイルを連れて来た。作った武器を見せてあげて。ドワーフの自慢の腕を!」

「おおっ、トレイルか。魔鉱石がおかげ様で手に入ったんだ。それで速攻で精製に着手してやったぞ!」

「ありがとう」

「魔鉱石をトレイルが破裂されて倒した。今はいないから採掘が進んだのね」


 マジックメイジを排除したダンジョンからだろう。


「それでローズの武器は?」

「ローズの武器は検討した結果は素早さを殺さないよう小型の短剣にしたぞ。小型ではあるが攻撃力はあるし、接近戦で効果がある」


 見ると小型の短剣があってローズに手渡す。


「ああ、軽い! こんなに軽い武器なら私にぴったりだ。アリストテレス、ありがとう!」

「喜んでくれて嬉しい」

「いいじゃないローズ、ドワーフの実力は使ってみたらわかる。それまで楽しみにして」

「わかったミヤマ」

「なかなかいい武器。エルフにも使えるかも」

「パピアナには使わせない。これは私の!」


 短剣を手にして笑顔となったローズにみんから祝福。


「俺のは?」


 肝心の俺のもお願いする。


「トレイルのは剣だ。今も剣を使っているのだから、剣がいいと判断した。回復術士でも攻撃するのは大事だからな、ほれっ」

「ありがとう。良い剣だな。魔物と戦うのが楽しみです」


 俺は剣を手にしてお礼をした。

 現在の剣は安い剣。

 全く質感が違うので期待したい。


「トレイルの剣は安物だったのよね、これで戦いも有利になるわね」

「代金は払います」


 ローズの短剣と俺の剣の代金を支払う。


「もしかしてミヤマの使っているハンマーはドワーフ製とか?」

「良くきいてくれた。もちろんドワーフ製だし、おじさんの精製したハンマー。簡単には壊れないし、強度は凄いんだから!」

「おじさんの精製した武器を使っていたのか。知らなかった」


 ミヤマはすでにアリストテレスの作った武器であった。

 確かに素晴らしい力に思えたのは、そのせいか。


「トレイルの噂は聞いた。冒険者の間では注目されているパーティーだとな。将来性があるパーティーになるとも聞いた」

「クエストも結果だしているからだと思う。名のあるパーティーになれたらいいです」

「応援しているぞ!」

「おじさん、また来るからね!」


 アリストテレスのお店で予定よりも早く武器を購入。

 ミヤマはおじさんに別れをして。

 ローズが俺の思ったよりも喜んでいるので、俺も喜ばしい。

 今まで武器なしって酷いかもだ。

 ローズの場合は武器なしでも戦えるてことは、武器を持った時にどこまで強くなるかを知りたいものだ。










 冒険者ギルドにて新たなクエストを受付けて草原に。

 新たな武器の確認もしたいのもある。


「魔物はプーカです。Dランクですから、倒せない相手ではない。馬に似ている魔物です」


 クエストの魔物はプーカ。

 獣の魔物だ。

 相手の数は4匹いる。




プーカ

レベル20

Dランク

体力290

魔力50

スキル 

蹴り上げ



 

「数は4匹。俺達と同じ数だから、1人1匹ずつ戦える」

「まずは私のハンマーを食らわせてやろう!」


 プーカに対してミヤマが先手を打つ。

 4本足で走るプーカは今までにない速さの魔物だ。

 速さの最速に近いプーカにミヤマは気持ちで負けていないで、向かう。

 手にはハンマーだ。


「トロールハンマー!」


 胴体部分にハンマーを食らわすと、プーカは悲鳴をあげる。

 しかしプーカも黙っていない魔物だった。

 後ろ足を蹴り上げてきて、ミヤマを蹴ったからだ。


「ああ!」


 ミヤマは蹴られて後方にのけぞっていた。


「ミヤマ!」

「大丈夫、立てるから。プーカには負けたくない!」


 かなりおもいきり蹴られたのだが、ダメージはあっても立ち上がり、ハンマーを振り下ろす。

 プーカはこれは効いたらしく、よろけて倒れたものの、体力はあるらしい。

 まだ戦えそうだ。


「ミヤマ、やるわね!」

「ハンマーならこれくらいのダメージは与える!」


 ミヤマがさっそく1匹プーカを体力を減らしてくれた。

 でも、その場で座りこんだあたりは、蹴られた時に傷を負ったのだろう。



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