表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

44/69

『34』

『34』



 ダンジョンは五階層まで到達した。

 いまだにスケルトンしか姿はないが、本当にマジックメイジて魔物は居るのかな。




体力を560回復しました。

経験値を560獲得しました。

 

レベルが277にアップしました。

レベルが278にアップしました。

レベルが279にアップしました。

レベルが280にアップしました。

レベルが281にアップしました。

レベルが282にアップしました。

レベルが283にアップしました。

レベルが284にアップしました。

レベルが285にアップしました。

レベルが286にアップしました。



「トレイル、ちょっと待ってて……」

「どうしたパピアナ?」


 パピアナが俺を静止させるように動作し、前方に足を進める。

 何かを感じたのかも。


「パピアナ?」

「強烈な魔力を感じる。この先に魔力のかたまりがある」

「それってメイジなの?」

「相当な強い魔力の持ち主なのは確か。私はエルフ族、魔力には敏感なの。エルフ族の体にビンビンと感じる」


 パピアナが立ち止まり歩かなくなった。

 エルフ族は魔力が強い種族なのは有名であり、俺も知っていて、パピアナも例外でなかった。

 魔力が強いのと引き換えに、魔力に対して敏感なところがあるらしい。

 だとしたらマジックメイジが近いと言え、俺は緊張してくる。


「パピアナの感じた通りなら、目的の魔物だ。行こう、トレイル!」

「ミヤマは怖くないのかい?」

「怖くないのかと言われたら怖いさ。でもおじさんを助けたい。今は怖いよりもおじさんを助けたいのが私の気持ち」


 ハンマーを担いで言ったミヤマ。

 ミヤマが怖がっていないのに、俺が怖がっているのは変だろう。

 仲間からいい影響を受けているんだな俺は。


「そうだな俺もメイジを怖がっている場合じゃないよな」

「そうよ、行くわよ!」

「ローズ、私を置いて行かせないわよ!」


 ローズが素早く走っていくのをパピアナが追いかける。

 俺も待っているところから、足を前に出した。


「…………あれがマジックメイジでしょう。祭壇に座っています。まるで私達を待っていたかのよう」

「ローズ、そこで止まれ。危険だ」

「わかった」


 祭壇があり、最も接近したローズを停止させておく。

 鑑定をしてみると。





マジックメイジ

レベル36

Cランク

体力800

魔力1000

魔法

マジックバリアー

ダークレイ




 間違いなくマジックメイジだった。

 魔法使いのような魔法衣をまとう。

 顔は老人にも骸骨にも見え、決して若くは見えないのが不気味だ。

 体は俺と同じくらいで巨体ではないが、魔力量は断然に多いのは伝わる。

 情報通りにランクはCランク。

 オークと互角かそれ以上だろうな。

 苦戦は必死だ。


「誰だ、お前達。ここは我がダンジョンの祭壇だ。殺されに来たか」


 会話出来るのか?

 普通に俺に話しかけている。


「トレイル……話せるみたいよ」

「お前はマジックメイジだよな」

「その通りマジックメイジだ」

「お前のダンジョンと言ったが、最近までは冒険者もいたはずだ。なぜ急にこうなった」

「確かに、最近になり我はこのダンジョンに来た。その理由はある。このダンジョンから魔鉱石が取れるからだ」


 魔鉱石と言った。


「魔鉱石? やっぱり魔物が関係していたのだわ。おじさんの魔鉱石が足りないのはお前のせいだな。ダンジョンから出ていけ、そして魔鉱石を取るな!」

「お前はドワーフか。魔鉱石は我の好物。良い良質の魔鉱石を取り込むと我の魔力は上がるのだ。だから冒険者に採掘をさせている。そして取れた魔鉱石を我に取り込んでいるのだ」


 話が通るな。

 マジックメイジが冒険者に働かせいるらしく、それで冒険者が帰って来なくなった原因なのだろう。


「ひどい、自分の欲のために冒険者を働かせるとは。魔鉱石を食べたいのなら、自分で働けって感じ!」

「そうよ、怠け者のメイジだ。竜の守りパーティーに入団したら、掃除、選択をさせます」


 パピアナはマジックメイジには共感できないらしく、怒りをぶつけていたが、掃除はされても困るが。


「魔物に怠け者も働き者もない。あるのは我に従うか殺されるかだ。お前達はどちらだ?」

「殺されに来たと思うか。魔物を討伐に来たのに決まっている」

「誰がお前みたいな怠け者に殺されるか、殺されるのはエルフ族の恥だ」

「猫人は猫なので普段はまったりしているけど、マジックメイジには共感しない。許せない!」

「猫人だからまったりしていたのか、たまには部屋の掃除をしてよ。いつも私がしてるし」

「猫人に掃除をさせるのは無理です。しません」


 ローズは掃除はしないと。

 しかしそんなことはどうでもいいのだが。


「どちらにせよ、お前らはここで死ぬ運命だ。死ぬ、マジックバリアー!」

「気をつけて、魔法だ!」

「何かしらの魔法攻撃!」

「さらにダークレイ!」

「危ない、ローズ!」

「大丈夫!」


 ローズに魔法攻撃をしてきた。

 少し手前で察知して、ダークレイの魔法を避ける。

 さすがローズといったところか。


「ミヤマにお願いがある」


 俺は戦いの最中だが、ミヤマにお願いをした。


「何かしら?」

「ダンジョンのどこかに冒険者が働かせられているはず。それを助けてあげたいから探して欲しい」

「わかった。冒険者も助けてあげたいう気持ちは同じ。探してくるけど、メイジはいいの……」

「何とかするさ」


 冒険者の安全を確認しにミヤマに行ってもらい、俺はローズとパピアナとマジックメイジの戦いに集中しよう。



下にある☆☆☆☆☆に


評価応援してもらえると嬉しいです。


ランキングに入れるように頑張りたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ