『34』
『34』
ダンジョンは五階層まで到達した。
いまだにスケルトンしか姿はないが、本当にマジックメイジて魔物は居るのかな。
体力を560回復しました。
経験値を560獲得しました。
レベルが277にアップしました。
レベルが278にアップしました。
レベルが279にアップしました。
レベルが280にアップしました。
レベルが281にアップしました。
レベルが282にアップしました。
レベルが283にアップしました。
レベルが284にアップしました。
レベルが285にアップしました。
レベルが286にアップしました。
「トレイル、ちょっと待ってて……」
「どうしたパピアナ?」
パピアナが俺を静止させるように動作し、前方に足を進める。
何かを感じたのかも。
「パピアナ?」
「強烈な魔力を感じる。この先に魔力のかたまりがある」
「それってメイジなの?」
「相当な強い魔力の持ち主なのは確か。私はエルフ族、魔力には敏感なの。エルフ族の体にビンビンと感じる」
パピアナが立ち止まり歩かなくなった。
エルフ族は魔力が強い種族なのは有名であり、俺も知っていて、パピアナも例外でなかった。
魔力が強いのと引き換えに、魔力に対して敏感なところがあるらしい。
だとしたらマジックメイジが近いと言え、俺は緊張してくる。
「パピアナの感じた通りなら、目的の魔物だ。行こう、トレイル!」
「ミヤマは怖くないのかい?」
「怖くないのかと言われたら怖いさ。でもおじさんを助けたい。今は怖いよりもおじさんを助けたいのが私の気持ち」
ハンマーを担いで言ったミヤマ。
ミヤマが怖がっていないのに、俺が怖がっているのは変だろう。
仲間からいい影響を受けているんだな俺は。
「そうだな俺もメイジを怖がっている場合じゃないよな」
「そうよ、行くわよ!」
「ローズ、私を置いて行かせないわよ!」
ローズが素早く走っていくのをパピアナが追いかける。
俺も待っているところから、足を前に出した。
「…………あれがマジックメイジでしょう。祭壇に座っています。まるで私達を待っていたかのよう」
「ローズ、そこで止まれ。危険だ」
「わかった」
祭壇があり、最も接近したローズを停止させておく。
鑑定をしてみると。
マジックメイジ
レベル36
Cランク
体力800
魔力1000
魔法
マジックバリアー
ダークレイ
間違いなくマジックメイジだった。
魔法使いのような魔法衣をまとう。
顔は老人にも骸骨にも見え、決して若くは見えないのが不気味だ。
体は俺と同じくらいで巨体ではないが、魔力量は断然に多いのは伝わる。
情報通りにランクはCランク。
オークと互角かそれ以上だろうな。
苦戦は必死だ。
「誰だ、お前達。ここは我がダンジョンの祭壇だ。殺されに来たか」
会話出来るのか?
普通に俺に話しかけている。
「トレイル……話せるみたいよ」
「お前はマジックメイジだよな」
「その通りマジックメイジだ」
「お前のダンジョンと言ったが、最近までは冒険者もいたはずだ。なぜ急にこうなった」
「確かに、最近になり我はこのダンジョンに来た。その理由はある。このダンジョンから魔鉱石が取れるからだ」
魔鉱石と言った。
「魔鉱石? やっぱり魔物が関係していたのだわ。おじさんの魔鉱石が足りないのはお前のせいだな。ダンジョンから出ていけ、そして魔鉱石を取るな!」
「お前はドワーフか。魔鉱石は我の好物。良い良質の魔鉱石を取り込むと我の魔力は上がるのだ。だから冒険者に採掘をさせている。そして取れた魔鉱石を我に取り込んでいるのだ」
話が通るな。
マジックメイジが冒険者に働かせいるらしく、それで冒険者が帰って来なくなった原因なのだろう。
「ひどい、自分の欲のために冒険者を働かせるとは。魔鉱石を食べたいのなら、自分で働けって感じ!」
「そうよ、怠け者のメイジだ。竜の守りパーティーに入団したら、掃除、選択をさせます」
パピアナはマジックメイジには共感できないらしく、怒りをぶつけていたが、掃除はされても困るが。
「魔物に怠け者も働き者もない。あるのは我に従うか殺されるかだ。お前達はどちらだ?」
「殺されに来たと思うか。魔物を討伐に来たのに決まっている」
「誰がお前みたいな怠け者に殺されるか、殺されるのはエルフ族の恥だ」
「猫人は猫なので普段はまったりしているけど、マジックメイジには共感しない。許せない!」
「猫人だからまったりしていたのか、たまには部屋の掃除をしてよ。いつも私がしてるし」
「猫人に掃除をさせるのは無理です。しません」
ローズは掃除はしないと。
しかしそんなことはどうでもいいのだが。
「どちらにせよ、お前らはここで死ぬ運命だ。死ぬ、マジックバリアー!」
「気をつけて、魔法だ!」
「何かしらの魔法攻撃!」
「さらにダークレイ!」
「危ない、ローズ!」
「大丈夫!」
ローズに魔法攻撃をしてきた。
少し手前で察知して、ダークレイの魔法を避ける。
さすがローズといったところか。
「ミヤマにお願いがある」
俺は戦いの最中だが、ミヤマにお願いをした。
「何かしら?」
「ダンジョンのどこかに冒険者が働かせられているはず。それを助けてあげたいから探して欲しい」
「わかった。冒険者も助けてあげたいう気持ちは同じ。探してくるけど、メイジはいいの……」
「何とかするさ」
冒険者の安全を確認しにミヤマに行ってもらい、俺はローズとパピアナとマジックメイジの戦いに集中しよう。
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