『23』
『23』
ギルドからは注意を受けたのは謝っておいた。
今後も利用するかもしれないし。
「アリゲーターの報酬で肉を食べようよ、戦って体使ったからお腹が空いた」
「お肉いいわね。エルフ族も肉は食う」
「俺もホッとしたから腹は減ったかな」
飲食店は肉屋にした。
大量の肉が運ばれてくるのを、ローズとパピアナで奪い合う。
「こら、奪い合う必要ないだろうに」
「これは私の肉だ、ローズが取った」
「パピアナが取った!」
「どちらでもいい」
「良くない!」
「良くない!」
でも肉は美味いな。
奪い合うのもわかるかもな。
「サリオスって、最悪。あんな奴のパーティーに所属していたのか。辞めて良かったのよ」
「俺もこんなに早く再開するとは思わなかった。まさかクエスト中に来るとな。パピアナが俺を大事に思ってくれてるのが嬉しかった」
「トレイルが好きになったか?」
「バカ言うな、ローズ!」
「やけに、トレイルを守っていたもん」
確かに仲間になったばかりのパピアナが俺を守ってくれたのは不思議だった。
俺に対してそんな感情が。
「会ったばかりのトレイルを好きになんかなるかよ。ローズの勘違いだ!」
「ありがとうな」
「お礼は要らないぞ。でも無事で良かったかな……」
パピアナは俺が無事で良かったと言ってくれた。
初めからそう言えばいいのに、素直じゃないところがパピアナの性格らしい。
俺はお礼を言っておくのは忘れない。
「それじゃローズはどうなのよ、トレイルが好きになったとか?」
「わ、わ、わ、私は好きとかそんなのないから……」
「トレイルと抱きあうの良いよね」
パピアナが俺に抱きついてくる。
急に来たから俺は困るも、胸があたる。
胸は見た目通り大きい。
「ちょっと離れなさい!」
「ローズ、ありがとうな、サリオスに立ち向かってくれたのは、俺は本当に嬉しかったよ。ローズと仲間になれて良かった」
「うん、トレイルは仲間だよ」
ローズは俺とパピアナを引き離しに。
俺を二人の遊びに使うのはやめて欲しいものだが。
ローズも俺を守ってくれた一人だ。
あの勇者サリオスに対して向かっていっのは、衝撃だった。
冒険者ギルドにいた冒険者がサリオスだと知ったら、どれだけ戦いに向かうかなと言ったら、きっと行かないと思う。
Sランクパーティーのリーダーだし、死ぬのが確実だしな。
それをローズは怖がらずに俺の為に行動してくれた。
ローズが俺の仲間になって本当に良かったと実感してしまう。
肉料理店で食事は終えた後は宿屋に帰った。
お酒も入ったから、ベッドに横になる。
お風呂はローズとパピアナが一緒に入っていて、楽しそうに髪の毛を拭いている。
ローズは尻尾がある。
猫人族はみんな尻尾があり、毛がフサフサしていて、エルフ族のパピアナは面白そうに触っている。
エルフ族には尻尾はなかったが、耳が長いところ以外は、人に近かった。
二人とも胸は大きく、こぼれ落ちそうな大きさだな。
「トレイル、見てたでしょ。パピアナと私の風呂上りを」
「見てないかな」
本当は見ていた。
「本当のこと言ってもいいのよ、見たいなら見たいて言っても。もう一緒に暮らしているのだし、ベッドもひとつだしさ」
ローズがベッドに接近してくる。
「見てませんよ俺は」
「エルフ族の裸には興味あるだろう。めったにいないエルフ族なのだから、私の裸は貴重だ。そう簡単に見れるものではない」
パピアナも続けて接近してきた。
お風呂の石鹸の香りがあった。
とても良い香りだ。
「パピアナはトレイルに見てもらいたいのよ」
「べ、別に、見てもらいたいわけじゃ……」
「見てほしくないの?」
「欲しいとか、エルフにはエルフのやり方がある。ローズこそ、みせたいの?」
「……トレイルなら見てくれてもいいけど」
「もう寝たほうがいい。明日もクエストするからな」
なんだか二人が変なので、寝るように促した。
「もう、トレイルったら、誤魔化してる!」
「あっローズ、ズルい!」
ローズがベッドに入ってきて、俺の隣になると、パピアナは続けて入ってくる。
ベッドは三人が寝るにはかなり狭くなってきたな。
店主に言ってもう少し大きめのベッドに変えてもらおう。
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