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化け物お手伝いさん。  作者: 化け物
1/1

あなたには、私の知る大切な事をお教えします。

あなたにしか頼めないんです。

それが理由だった。



















化け物『こんにちは。サナさん。』


サナ『…………うん……』


化け物『今回で2日目ですね。今日もよろしくお願いします。今日はお母様がいないとか』


サナ『うん………』


化け物『今回はサナさんのお相手と、身の世話をするように言われてます。』


化け物『中に入っても?』


サナ『………うん…』


化け物『ありがとうございます。お邪魔します。』


サナ(こいつ、いい匂いするな…)


化け物『サナさん。朝ごはんは食べましたか?』


サナ『ううん』


化け物『なら、お作りしますか?』


サナ『いいけど…………』


サナ『変なの入れないよね?』


化け物『はい。私は化け物ですが、姿形は人間にとても近いです。故に食すのも一緒です。』


サナ『……なら、いいんだけど………』


化け物が料理してる間、サナはじっと何かを入れるかを見ていた。


化け物(信頼がないようですね…。もっと頑張らないと。)


化け物(今回は隠し味を使いましょうか)





化け物『出来ましたよ。』


サナ『うん………』


サナ『変なの入れてなかったみたいだし、いいよ』


化け物『はい。』


化け物『では、いただきましょうか。』


サナ『うん……』


化け物はサナをじっと見る。


サナ『………なんだよ』


化け物『…すみません。今回は隠し味を使ってるので、どんな反応するのか気になってしまって……。』


サナ『別に普通だからいいよ。料理なんて』


化け物『……そうですか。』


サナ『それに、私にわかんないように毒を入れてるかもしれないし』


化け物『………………………』


サナ『先に食べてよ』


化け物『………わかりました』


化け物は一口食べる。


化け物『どうですか?』


サナ『わかったよ。食べるよ』


サナは普通に食してくれた。


化け物(ひとまずよかった……。少しずつ私を必要としてくれるようにしないと……信頼がなくなってしまう………それだけは回避しないと………)


サナ(こいつを怒らせたいな……何かないかな…………)


サナ(こ、これしかない………やるぞ!)


サナ『ま、まっず!』


化け物『っ?』


化け物『どうなさいましたか?』


サナ『まずくて食べれない!』


化け物『……すみません。自信があったのですが、だめでしたか……』


サナ『だめでしたじゃねぇよ。なぁ?』


化け物『………………すみません…』


サナ『もういいよ。我慢して食べるから』


化け物『いえ。作り直します。材料はまだありますから、大丈夫ですよ。』


化け物『今度はちゃんとレシピをみてやりますね。』


化け物(このままではいけませんね…。ちゃんと作らないと………)


サナ『ふ、ふぅん………』


サナ(今度は不味いなんて言えないな……)


サナ(よし。作ってる間にタバスコもったろ)


とすとすとすとすっ。


サナ『あっ、私の分だけでいいよ』


化け物『わかりました。』








化け物『出来ましたよ。今度は大丈夫なはずです。』


サナ『ほんとぉ?』


化け物『はい。』


化け物『では、いただきましょうか。』


サナは化け物が食べるのを食べながらチラ見して見る。


化け物『っ!』


あまりにも辛く、化け物は口を押さえ、水を飲む。


サナ(ひっひっひっ……。どうだ!効いたか!ええ!?)


化け物『…サナさん。失礼ですが、何かしましたか?』


サナ『してねぇよ?てか不味いのにお前が下手なのに私のせいにするとか、ないわぁ〜』


化け物『……………………………』


化け物は落ち込んでしまった。


サナ(やり過ぎたな………)


サナ『………まぁ落ち込むなよ。食えよ』


化け物『………はい。すみません』


化け物は料理を食べる。


サナ(こいつ、行儀よすぎるな。どこで学んだんだ?)


なんとか食べ終えると、化け物はお皿を洗う。そして、洗濯、掃除、庭の手入れ、様々な事をした。


化け物『サナさん。1通り終わりました。他になにかする事はありますか?』


サナ『じゃ、そこに座れ』


サナはサナの目の前に指差す。


化け物『?わかりました。』


化け物は人魚座りでそこに座る。


…………………………………。


サナ(こいつ、こんな座り方するのか)


サナ『………だーも!!』


サナ『なんでもねぇよ!どっかいけ!』


化け物『……わかりました。では、サナさんは一階にいるのですか?』


サナ『当然だろ』


化け物『では、私は2階にいますね。何かあったらいってください。』


サナ『わーったよ』


サナ(何とかしてあいつを崩したいな……)


サナ『おい。待て』


2階にいく化け物をサナが止める。


化け物『どうなさいましたか?』


サナ『最後に一つ言いたいことある』


化け物(これは感謝のお礼……?いや、サナさんはそんなことは……)


化け物は希望を胸に聞くことにした。


サナ『お前、つまんねぇんだよ』


ズキッ。


化け物の胸は痛んだ。


化け物『………すみません。』


化け物『人間の心理はとても奥深く、複雑なので、何が面白いのか私にはわからないんです……』


サナ(よぉし。弱点みっけ)



次の日。



化け物『こんにちは。サナさん。』


サナ『また来たのー……?』


化け物『……はい。お仕事ですから』


化け物『……中に入っても?』


サナ(怒らせるためだ…)


サナ『し、仕方がねぇなぁ……』


化け物『ありがとうございます。』


化け物『今回も材料を持ってきました。』


サナ『ま、また不味いの作るの?』


化け物『いえ。今回はちゃんとしたレストランのです。昨日学んできました。それに、レシピもコックさんが直々にわかりやすく書いてくれました。』


サナ(今回は不味いなんていえねぇな………)


化け物『今お作りしますか?』


サナ『いや、いいよ』


化け物『わかりました。』









サナ『お腹空いたー』


化け物『お作りしますか?』


サナ『お願いー』


化け物(今回はミスは許されない……。頑張らないと……。)


サナ(待てよ?こいつ、何でもやるよな?)


サナ『なぁ。明日友達来るから』


サナ『相手してやってよ』


化け物『では、忙しいのであれば明日にした方が良いかと。』


サナ『つ、疲れたんだよ…』


化け物『では、明後日はどうでしょうか?』


サナ『黙れよ』


化け物『わかりました。』


…………………………


サナ『だーも!わかったよ!遊べばいいんだろ!?』


化け物『………………………………………』


サナ(よし。黙ったな。私の勝ちだ!)


化け物『わかりません。』


サナ『あ?』


化け物『その方達はお友達なのでしょう?なのに、どうして私に対応させるのてすか?』


サナ『ぐっ……』


化け物『大切なお友達なのでしょう?なのに、どうして放っておいてしまうのですか?』


サナ『………………………』


化け物『わかりません。本当にわかりません。』


化け物『大切な人達がサナさんにはいるのに、私に対応させるのはおかしいと思います。』


サナ『あー!わかった!お前、』


サナ『友達いないだろ?』


化け物『はい。』


サナ『それが羨ましいだけだろ!』 


サナ『質問ばかりしてさ!』


サナ『きめぇんだよ!!』


ズキッ。


化け物の胸が痛む。


化け……………


化け物『わかりません。』


サナ『あ?』


化け物『どうしたらサナさんと仲良くなれますか?』


化け物『最善は尽くしてるつもりです。ですが、全くわかりません。』


サナ『き、きめぇんだよ!!』


サナ『し、死ね!!』


化け物は目を大きく見開く。


化け物『………………………………………………………………………………』


化け物『………………………………………………………………………………』


化け物『……………………………………………………』


化け物『わかりました。』


サナ『えっ?』


化け物は包丁を持って、自分の手首を深く斬る。


化け物『サナさん。さよならです。』


サナ『うっ!おえっ!』


サナ『ま、まて!死ぬなぁ!』


化け物『あなたは矛盾してます…。』


化け物『先程は私に死ねと……。』


化け物はまた手首を深く斬る。


サナ『だ、だからってなんで!?』


化け物はまた手首を斬る。


サナ『わかった!!わかったから!!!』


化け物『何が………わかったのですか……………?』


化け物『私は……………このまま死にます………………。』


サナ『なんで……………』


サナ『なんで!?!?!』


化け物『それは…………』


化け物『サナさんに言われたからです…………』


サナ『馬鹿じゃねぇの!?!』


サナ『緊急……!!』


化け物『私は!!』


サナ『!』


化け物『私は皆さんに忌み嫌われ、憎まれ、どこにも行けません。』


化け物『いつもの普通の野菜は高額で買ってます。』


サナ『!!』


化け物『私は戦争の傭兵としてお金を稼ぎ、それで人々にサービスを提供してます。』


化け物『ですが、それでも、』


化け物『あなたのお力になりたいんです。』


サナ『化け物のくせに人間らしいこと言いやがって…』


化け物『いえ。今のあなたはとても人間らしいですよ。』


サナは鼻水を垂らしながら泣いていた。


化け物『可愛い女の子が鼻水なんか垂らしてはいけませんよ?』


化け物はポケットからティッシュを取り出し、サナの鼻水を拭き取る。


化け物『あなたに足りなかったのは、』


化け物『後悔。』


化け物『それだけです。』


サナ『あっ………』


サナ『腕………』


サナの目には、化け物の腕が徐々に治ってる光景が見えていた。


化け物『私は化け物ですから、傷が治ります。』


化け物『…この包丁は貰ってもいいですか?母親様には刃こぼれしたと言っておきますので。代わりの包丁を明日置いておくので。』


サナ『グスン………いいよ………あげる!』


化け物『ありがとうございます。』


化け物(この包丁は、記念に取っておきたい)




次の日。



母親『ありがとうございましたぁ!』


母親『サナもあれからいい子になりまして、なんと言えばいいか………』


化け物『はい。改善されたようですなりよりです。』


サナ『また………………』


サナ『また………来てよ……………?』


化け物『いえ。』


サナ『!?』


化け物『もう来ません。』


サナ『な、なんで……』


化け物『くどい。』


サナ『!!』


化け物『私をお姉ちゃんか何かと思ってたんですか?考えが甘いですよ。』


サナ『な、なんで………』


化け物『失礼します。』


化け物は母親にお辞儀する。


母親『本当にありがとうございましたぁ!』


化け物は二人を背にこう思った。


化け物(大切なことを学んだのは、サナさんだけではありません。)


化け物(私も、大切なことを学びました。)


化け物(このままではあなたから離れられなくなりますから…)


化け物(また、何処かでお会いしましょう。)


化け物『ありがとう…………………サナさん……………』


化け物の目には、水のような何かがすぅっと流れていた。




おはこんばんにちは。私はYouTubeで活動をしてる者です。YouTubeで私の小説をのせたりしてます。ですが、正式にこの小説を私のにしたかったので、ここ、小説家になろう。で投稿させていただきました。念願の夢が叶って嬉しいです。また、後書きまで見ていただいてありがとうございます。励みになります。この小説は元々は私がテラーで書いてたもので、私ならこうしてた。そう思って書きました。では、またこの私、化け物をよろしくお願いします。失礼いたします。

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