表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

戦国軍師列伝

戦国時代、影に日向に、兄を支えて続けた軍師の物語。

「やあやあ、我こそは源氏の嫡流八幡太郎〇〇が末孫、〇〇が五代目、〇〇が嫡子、〇〇太郎泰明。

超曽我部殿の御前にまかりこしこし候。」

「願わくば、我が前に出られ、あー、尋常に、勝負、勝負〜うぅぅ!」

 

「泰虎!  なんじゃあれは!」


「はっ、 古式に則った、戦の儀式で御座います。」


「あー、俺も初陣で彼の海辺では名乗ったなぁ。

でも、冷静に考えると、なんちゃあ利益がありゃあせんがえ。」


「しかし、名乗りを挙げたおかげで、土佐の姫和子とさげずまれ、国人に舐められていた殿が名声をあげられたのではありますまいか、あながち無駄とも思えませぬ。」


「あれは、   別に、  異装束遊び(コスプレ)ではないわえ。 地元の内情を調べるためにやにゃ〜あ」


「猫のモノマネはこの辺で、敵が焦れて推し出してきましたぞ!」


「土佐弁ながですけど、秦虎は雅な喋りかたやな。」

「はい、はい、おまんは俺より出来がいいですよ、重臣たちは、姫和子の俺より文武両道、眉目秀麗のやすとらが当主に相応しいともっぱらの噂やきね。」


「お戯れを、私は兄上のため、超曽我部家のため、粉骨砕身お仕えする所存。」

 

「んで、なんで平仮名呼びなんですか?」


「えっ、なんで悪意が読み取れたが?」


「昔からの癖ですな、戦が終われば存分に問い詰めますれば!」


「まぁ、お前の存念が奈辺にあるか、掴めぬ所であるが、面前の障りを除けるとするかぇ、父上の手前もあるしな。」


後の土佐の出来人、超曽我部素親は軍勢進軍を下令した、時に〇〇年、一時西国に武名を轟かせる土佐の軍勢の進撃の始まりであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ