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毒親と言われた女  作者: 桃田 斉放
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1歳

1991年5月6日 1歳0ヶ月


今日でこの子が1歳。○○ちゃん、おめでとう。

最近では2、3歩歩けるようになって、今日初めて言葉を喋った。毎日どんどん成長して子供ってすごいな。


今日は義祖父母と一升餅をやった。お餅を背負って一生懸命伝い歩きをしていて可愛かった。そこで初めて「パパ」って言ったの。義祖父母もパパもみんな驚いて嬉しそうだった。


でも、私だけは少し複雑だった。いつもお世話してて関わっている時間は長いのにこの子は最初の言葉にパパを選ぶから。普通は「ママ」の方が多いよね?

義母も、「パパの方が好きなの?」なんて言っちゃって嫌味な感じだったな。


私の方が頑張ってるのに。この子を可愛がってるのに。



1991年5月15日 1歳0ヶ月


この子が「ママ」って呼んでくれた!嬉しい!

私が「なに?」と応えると、可愛いエクボを浮かべて笑ってくれた。あぁ、なんて可愛いんだろう。

なんだか認めららた気がした。




1991年12月10日 1歳7ヶ月


だいぶ歩けるようになって、遊びの幅も広がってきた。おままごとが特にお気に入りで、おもちゃの包丁で野菜を切って遊んでいる。ママのこと見て覚えたのかな?


自分の意思も強くなってきて、わがままを言うことも増えたな。スーパーで寝転んで泣いちゃったりだとか。抱っこ紐に入ったり、ベビーカーに乗ってくれればいいのだけど、この子は自分で歩きたいみたい。

ママ友の大人しい子供が羨ましい。

躾が上手くいっていないから、こうなるのかな。




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