【短編】なりたいもの
掲載日:2017/07/18
「律紗ちゃんもお父さんみたいにお勉強出来るようになろうね」
「お父さんは運動が得意だから、律紗ちゃんもお父さんみたいになれたらいいね」
それがお母さんの口ぐせみたいなものだった。
お母さんはいつも「お母さんみたいになったらいけないよ」と言っていた。
そんなお母さんとどうして結婚したのかお父さんに聞いてみた。
「お母さんはね、他人のために涙を流せるような人だからお父さんはお母さんと一生いたいと思ったんだよ」
私は、そんなお母さんみたいな人になりたいと思った。




