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3 六つ子の探偵?

次の日


「うーん。」

「どうしよっかなー。」

ルナは事件のことを考えていた

「うーん。よし、今日も渋谷行こう」

ルナが椅子から立ち上がると…

コンコン、という扉をたたく音が部屋中に響いた。


「ん?」

「誰だろう?」

「はーい。」

ルナが扉を開けるとそこには顔がよく似ている三人の少女が立っていた。

(ん?)

(だれだ?この子達…。)


顔は本当に見分けがつかないほどよく似ている。髪型でしか見分けがつかなかった。

左からショートのハーフアップ、お団子の髪型、くせ毛のセミロング…。

ルナはその三人を観察していた。

ルナの悪い癖だ。ルナは無意識に人間観察をしてしまうという癖がある。

ルナが三人を観察していると…


「ちょっと!なに人の顔ジロジロ見てるのよ!」

「失礼だとは思わないの!」

「うんうん。」

他の二人がうなずく

文句を言う三人を見てルナは嫌そうな顔をした


(急に来て、挨拶もないあなた達のほうが失礼だと思うけど……。)

その言葉を心の奥にしまいルナは口を開いた

「というかあなたたちこそ誰ですか?」

ルナがあきれた表情でいうと…


「あ、そういえば言っていなかったわね。」

(はぁ、何なんだこの人たちは…)

そう思いながらもルナは目の前にいる”アホ”達の話を聞くことにした


「私たちは秘密探偵の探偵課、第三部課の六つ子探偵だ!」

「三部課?」


秘密探偵の探偵課は三つの課に分かれている

一つは極秘に調査をしている第一部課。この人たちは秘密主義で聞いても何も答えてくれない。所属している人数は一番少ないといわれている。なんせ上層部が直接任務を遂行しろというんだから。私はそんな縛られた仕事は嫌だから、何回かスカウトされているが断っている。

二つ目は主に一人行動で調査をしている第二部課。ここに私も所属しているんだ!そして所属している人数はここが一番多いらしい。

そして三つ目は主に複数人で行動、調査をしている第三部課。ここはわりと飛ばされてここに来る人が

多い…。例えば任務に何回も失敗したとか。そうゆう人が多い。

「三部課か…」

「三部課で悪かったわね」

ちょっと喧嘩腰で言ったせいか怒らせてしまったようだ


「というか六つ子探偵と言っている割には三人しかいないけど…」

そうなぜかここにいるのは三人……

六人いるはずなのになぜか三人いない

「あぁ、あいつらは病欠と非番よ」


非番。まぁ、いわゆる有給だ

私たちは年中働かせられているが年に10回ほどは休んでいいらしい

ブラック組織……

「ほんと、この仕事どうかしているわ」

「年中無休で働かされるんだから」

そんなことを言っていると私はこの子達の名前を知らないことにきずいた


「そういえば名前……」

「いや今更?」

セミロングの子があきれたような顔をして言った


「まぁいいや。」

「じゃあ、私の名前はコードネーム”ユキ”よ」

お団子の子はユキというらしい。雰囲気的にお姉ちゃんかな?

「で、私の名前はコードネーム”カイ”だよ!」

隣にいたくせ毛の子はカイというらしい。雰囲気的に末っ子かな?まだ、言動に幼さが残っているような気がする。

「そして、私の後ろに隠れている子はコードネーム”レイ”よ」

この子も雰囲気的にお姉ちゃんっぽいけどなぜかこの子は自分で自己紹介はせずユキが説明をした

「なんで、その子は喋らないの?」

ルナは思っていたことをユキに聞いてみた

「あぁ、この子は人見知りなのよ」

どうやらハーフアップの子は極度の人見知りらしい。

「まったく、治せって言ってるのに…」

カイは怒りっぽい口調で言った

「……」

ただしレイは無言を貫いていた

「無言かよ」

カイは怒りながらもルナに話があるといいそのまま話を続けた

「で、なに?話って」

ルナは嫌な予感をしながらも話を聞いていた

「お願いします。あなたが持っている事件を手伝わせてください!」

「え、嫌だ」

ルナは嫌そうな顔をしながら即答した

「そこを何とか!」

なかなか粘る三人にルナは何やら疑問を抱いたような顔をした

「なんで?そもそも秘密探偵は必ず一人一人に仕事があるはずなのになんで…」

ルナは不思議そうな顔をしながら言った

「い、いや~。それが潜入捜査を何回も失敗した挙句仕事の資料を何回もミスして…」

「そしたら、上層部に「次こんなことがあったらこの世にいないと思え」っていわれちゃって…」

「だから、あなたの捜査を手伝って少しでも手柄を…と思って…」


”この世にいないと思え”。つまり死を意味する。秘密探偵は外部に情報を流さないために秘密探偵を辞めたり、裏切ったり、ミスを何回もすれば殺されたり秘密探偵だった頃の記憶を消されたりする

全ては『秘密』と『世界の秩序』を守るためだと上層部は言っていた

秘密とは何なのか、世界の秩序とはどうゆうものなのか、私達探偵には教えてはくれない。どんな犠牲を払っても世界の秩序と秘密を守るためとしか言わない。私は上層部のやり方を正直言って嫌いだ。


「なるほどね…」

ルナは少し考えこみ「はぁ」という大きなため息をついて言った

「まぁ、私は上層部のやり方にはあまり良くないと思っていたから。いいよ。私の仕事手伝って」

「やったー!」

三人は一斉に喜んだ

「あ、ただし喧嘩はしないでね」

ルナはその言葉を付け加えた

「君らの噂は度々流れてくるからね」

「噂?」

ユキは何それという顔をしていた

「うん。いつも仲が悪くて喧嘩してるっていう噂」

「はぁ?」

「なにその噂は!」

二人が怒りをあらわにしている真ん中で涼しい顔をしているレイが立っていた

「やめなよ。二人共…」

レイはこの場で初めて口を開いた

ただしその声は届かず…二人は喧嘩をしている


「仲いいもん!」

「はぁ?仲いいわけないでしょ!」

二人がごちゃごちゃ言っているとルナが…

「うっさい。黙れ。お前らはチンパンジーか?」

ビクっと三人の体が震えた

「喧嘩するならそのまま死んでしまえ」

ルナが怒るといつも口の悪さが出てしまう。こうなるとルナは機嫌が悪くなってしばらくの間口が悪くな

る。めんどくさいことになった

「さっさといくよ!」

「むー」

二人はムスっとした表情で渋谷に向かった

その頃上層部は探偵達に何も伝えないで会議を行っていた

















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