No13 _
意味がわからない。夏川が現れて存在を忘れていたら、その場で車に飛び込み自殺をし、謎の男が現れ刺されるって理不尽すぎないか?
「おはよう。秋風」
「なあ、今のゲーム流石に理不尽すぎないか?」
「さぁーね。でも、あそこでクリアすると将来困るのは君だからさ?」
「将来困るってどういうことだよ」
「教えないー!」
相変わらず、口が硬い神様だよな。こんな神を作った奴と会ってぶん殴ってやりたいわ。あ、そうだ。グレティに存在抹消現象のこと聞いてみないとな。
「今、君が思ってることはそのうち正解が訪れるから、答えることはできないよ」
「人の心を読むな」
「ごめんごめん。でも、ヒントは教えてあげる。身近にいる人が犯人だよ」
身近にいる人だと?そんなの母さんか、夏川の二人しかいない。でもクラスメイトたちもある意味そこの分類に入るのだろうか?駄目だ。考えるだけでドンドン沼にはまってしまっているような気がする。
「その迷ってる顔いいね!それじゃ、時間だから正解めざしてがんばってね」
白い光に包まれ、12月2日3度目の朝を迎えることになる。
「秋風君、無情な宣告されてもクリアできるのかな?』
「君がクリアしても、君がもう一度やり直した時どっちみち、秋風冬花を・・・」
「グレティ、最近傍観者というルールを破り過ぎではないか?」
「アンシャルは創造神に手を貸すのも許さないの?」
「それは・・・・」
「でもさ、完全なクリアをめざすってことは、このデスゲームをクリアできないってことだよね。だから、いつリセットするのか気になるね」
「雨月、朝よ」
もう6時30分か、いずれ終わると言われたが、次は誰の存在が忘れられているのだろうか。そもそも、俺自身が誰を忘れているかもわからない。そんな状態で救えるのか?
「雨月、早く起きなさい」
この時点で母さんではないということか。今度は誰が誰が・・・。
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