可愛い後輩?
誤字脱字が多くてすみませんでした。
徐々に修正していきます。
翌日、俺は生徒会の活動をするべく生徒会室へと足を運んだ。
しかし、扉を開けるとそこには璃々も明来先輩の姿もなく、
「お久しぶりです。センパイ」
きゃぴ!!っといった感じの金髪、ブロンドショートの一年生がいた。
「あの…………知ってると思うけど俺記憶喪失だからね?」
あ~いろんな人に会うたびにこの説明しないといけないのか…………
「そういえばそうでしたね。私、生徒会書記の一年、林小春と言います」
「うん、よろしく」
つまり…………この子もラブレターの差出人である可能性があるってことか…………
「センパイは本当に記憶喪失なんですか?」
「まぁ疑う気持ちも分かるけど、本当だよ。実際君の名前も忘れてるわけだから」
「いえ、疑ってるわけではないんです!!」
そう言って林さんは両手を振って否定の仕草を見せる。
ちょっと子供っぽいあたりが可愛い…………
「センパイは冗談を言うような人ではありませんし、それは良く分かってますから」
この子めっちゃいい子じゃない!?
「そ、そう…………」
「そういうわけでセンパイ。デートしましょ」
「は?」
「デートしましょ」
「いや、聞こえてるから。えっと…………俺と?」
「はい。この場にはセンパイしかいませんよ?」
「まぁそうなんだけど」
マジで?以前出会ってたとして、今の俺にとってほぼ初対面の女の子とデ、デート?
「今週末ってセンパイ予定ってありますか?」
「無いけど…………」
「じゃあ決まりです!!」
ーーーー
「という経緯で、後輩とデートすることになりました」
「お兄ちゃんも隅に置いておけませんね…………」
えっと…………今は何故か俺は沙耶の前で正座させられ、今日の出来事を事細かく説明させられてる。
何で!?
「ところで何で俺は正座させられてるわけ?」
「お兄ちゃんが沙耶に隠し事をしているようだったので」
「それだけ!?てかよく隠し事してるって分かったな…………」
すると沙耶は俺の前でしゃがみ込み、
「お兄ちゃん、記憶があったころからだけどデートなんてろくにできない男だったんだよ?」
「は、はぁ」
「まぁ頑張って。沙耶は陰ながら応援してますから」
「あの…………そこまで言うんだったらアドバイスとかない?」
「ありません!自分で何とかしてください!!」
ええ~何で怒るわけ~