日本がこんな状況なのも政府の策略(良く言えば計算)なのでは?
妄想の産物なので悪しからず。
アメリカを見ていると思うのですが、日本は豊かになってはいけないのではないでしょうか。
どういう意味かと申しますと、国が豊かになると多くの国民が貧しくなるからです。
どういう意味だと仰りたいでしょうが、アメリカ国民の多くが貧しくなったと感じたからこそ、トランプ大統領が誕生したのではありませんか?
具体的にはラストベルトの失業者の怒りです。
国が豊かになると国民の所得が上がります。
所得が上がると企業の支払う人件費が嵩み、国際商品だと競争力が低下してしまいます。
なので白物家電工場の多くは海外に移転済みであり、今も人件費の低い地域を求めています。
工場はその工場の従業員だけでなく、付属する部品工場の従業員も養っていますので、工場の移転は労働者にとっては死活問題です。
特に自動車工場はそれが顕著です。
国が豊かになったのに、それが仇となって工場は海外へと移転する。
アメリカが豊かになったが為に、GMもフォードもクライスラーもメキシコへと工場を移転させ、ラストベルトは死んでしまった。
国が豊かになったのに、儲かっているのはウォール街の住人だけ。
それが怒りとなってトランプ大統領を産んだと言われています。
勿論それだけではありませんよ。
資本主義では、資本は狭い場所に溜まりやすいのでしょう。
お金は寂しがり屋なので、お金のある所に集まっていくとも言います。
富める者は益々富み、貧しい者はいつまでも貧しいまま、というヤツです。
アメリカが豊かになっても、アメリカ国民の多くは貧しくなってしまった。
逆に言えば、国が貧しくなっても国民の方は豊かでありうるのかもしれませんね、いやいや、あり得ませんか?
それは兎も角、日本から自動車産業を逃がさない為には、日本は貧しい方が良いのではありませんか?
中国よりも所得が低ければ日本で生産したままですよね?
東南アジアに工場が移る事もありませんよね?
政府はそれを目指しているとは考えられませんか?
製造業なんてオワコンだから金融業に進むべき?
高付加価値のあるモノを生み出し続ければ大丈夫?
情報産業こそこれからの産業?
確かにその通りではあるのでしょうが、何の資格もスキルもない私のようなおっさんには、自動車工場で期間工をやっているくらいが精々です。
流石にそろそろ地元で就職しようと考えていますが、製造業を探している事には変わりありません。
日本国が豊かになる事は、本当に正しいのでしょうか?
中間層の雇用、所得の確保こそ大事なのではないでしょうか。
国家の最大ボリューム層の幸福こそ、政府の目指すべき姿勢なのでは?
アメリカは今、それに向かって突き進んでいますよね?
中国やメキシコから工場を戻そうと躍起になってますよね?
強引過ぎるし勝手だなとしか思いませんが、アメリカ・ファーストなのは間違いありません。
日本には採れない政策でしょう。
となったら、国を貧しくさせて国内回帰を目指すしかないのでは?
はい、全て私の妄想です。
ふと思いついて書いてみました。
私もお金は欲しいです。
と言うか、あんまり働きたくない。
1日6時間、週4労働(月火木金)が理想です。
労働こそ執筆のモチベーションなので、もしも宝くじが当たってもそれくらいは働きたい。
そんな私にとって、今の日本の状況は歓迎すべきな印象があります。
製造業は人手不足ですから。
電気自動車が主流になろうが、自動車工場の優位性は保ったままだと思います。
妄想なのでご批判は控え目にお願いします。