ウラオモテヤナ猫・ネオ_第初回
「〇〇ちゃん、早く早く!」
「待ってよ猫ちゃん、あたし今化粧中なの」
「このブログじゃ顔は見えないから意味ないよ?」
「わかってるわよ、でもレディは身だしなみにはうるさいのよ」
「女の娘って面倒くさいんだねえ」
「わかりきったように言わないで頂戴」
「おねいさん、ほらほら皆待ってるよ?」
「はいはい、皆さんこんにちは」
「こんにちわニャー」
「私の名前は、そ~ね_A子にしといてください」
「猫は種別で名前じゃないニャー」
「うるさいわね、あなたに名前はまだ無いんだから、猫でいいのよ」
「ひ、ひどいニャ」
「グレてやる」
「おやつあげないわよ?」
「ごめんなさいにゃ、おねいさん好き好きー」
「ということで、囚われの身だったウラ・オモテヤナ猫が無事、飼い主の元に引き取られるまで永い時間が過ぎましたが」
「ももんがあっ!!」
バシッ
「い、痛いにゃ、猫に暴力を振るったのニャ」
「それとあなた、いちいち語尾にニャーをつけるのはやめなさい」
「こればっかりは譲れないのにゃ、ネコの誇りにかけても」
「ごめんなさいねえ、エヘヘ...ここらへんでサヨナラをします」
「皆さん、またの機会にお会いしましょう」
「ドタバタしてしまいましたね」




