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ウラオモテヤナ猫  作者: ノーリターン新
13/28

ウラオモテヤナ猫・ネオ_獣医地下胃

「みなさんひさしぶりでーす。えへへ、A子です」


「お久しぶりじゃん、ネコですにゃ」


「猫ちゃんて」


「な、何かな?」


「無職なの?」


「ガ-ンっ」「僕って仕事しなきゃいけなかったのにゃ?」


「戸籍はあるの?」


「ガーンっ」「僕って市民権が無かったのにゃ」


「A子ちゃんの内職だけじゃ食べてゆけないよ猫ちゃん」


「ガーンっ」「僕んちって貧乏だったのにゃ」


「ということでA子ちゃんは明日から近所のスーパーでパート労働


 をしますよ」


「猫も働くのニャー」


「猫が職安に行っても追い返されるだけよ」


「保健所の人が来るわよ」


「猫は働く権利も無いのにゃー」


「まず選挙権を勝ち取ることね、ふっふっふっ」


「いいのにゃ」「テレビゲームが僕を慰めてくれるのにゃ」


「あなた今時、PS2にハマってて安くて良いわね」


「楽しいと自分が感じれば、それが至福の時なのにゃー」


「A子ちゃんはなぜ一緒にゲームしてくれないのにゃ」


「目が悪くなるし肩がこるからよ」


「猫は気にしないのニャー」


「あなた徹夜でゲームするくらいの気力があるのなら」


「肉体労働に向いているわね」


「猫が履歴書になんて記入すれば良いのかにゃ?」


「そういえば、あなたの過去って、A子知らないわ」


「近所でゴミ袋あさっていた。猛獣かと思ったわ」


「僕も自分の過去が良く知らないのにゃ」


「え?はいはい。もうおひらきのようですね」


「みなさん。バイバイニャー」


「えへへ。ごきげんよう。A子でしたあ」


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