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ウラオモテヤナ猫  作者: ノーリターン新
1/28

猫汚染とは?

挿絵(By みてみん)



臨時ニュースです。


新聞によりますと 


 ウラオモテヤナネコの捕獲に成功したとの情報です。


 ネコ汚染が深刻なようですが、人体にどれほど影響があるのか


 現時点では 未知数のようです。



観測班と 飼育班が 定期的に報告を入れる決まりのようです。





飼育班の報告です。


「はい、決められた時間に餌を与えているんですが...」


「おれんだ おれんだ。と日本語を叫びながら食べていますね」



観測班の報告です。


「当初の予想に反して凶暴性は見られない模様です...」


「ネコ汚染に関してですが、いまだ不明だということです。」







ここで ウラオモテヤナネコの


飼い主だと名乗る二十代の女性が現れました。


視聴者の皆さんに何か言いたいようです。



マイクを向けてみましょう....



A子さん(仮名)


 「地球人なんて ネコに汚染されればいいのよッ!!」



...........................


............................



不適切な発言があったようですね、お詫びいたします。


 







飼育班の報告です。


「はい、決められた時間に餌を与えてるんですが」


「いただきますと、ごちそうさまを言うようになりましたね」



観測班の報告です。


「ももんがあっと絶叫する時がありますね」


「ネコ汚染についてですが、飼い主と名乗る女性の報告では」


「汚染自体が幸せを呼んでる妖精さんだ。と説明を受けました」


「よく意味が理解できないので、いまだ未知数の段階ですね」



 ....定期報告でした。








飼育班の報告です。


「はい、決められた時間に餌を与えているんですが」


「グルメじゃなくて良かったあ!!」


「と、叫んだことがありましたね。」



観測班の報告です。


「おれはオレオレの カフェオーレ?と連呼しています」


「ダジャレのネタを叫びながら練習しているようですね」


「やはり ネコ汚染の人体への影響が危惧されます」



 .....以上定期報告でした。







ここで、ウラオモテヤナネコの飼い主と名乗る二十代女性から。


視聴者の皆さんへメッセージです。


A子さん(仮名)どうぞ....



A子さん(仮名)


「いい?ネコ汚染に対する皆の誤解を解かなければいけません」


「常識では、汚染という言葉にネガティブなイメージを自然と持ってしまいます」


「問題は常識の価値観です」「例えば....」


「自分は悪魔です」


「誰かがそ~言ったとします」


「あなたはその言葉の通りに、その人に警戒心を持ちますか?」


「だから、汚染がマイナス的な原因とは限らないということです」


「ネコ汚染がもしかしたら、この世界を再生させる建設的な原因に成るとしたら...」


「ネコ汚染を受け入れてみて下さい、信じて下さい」


「ネコ感染がきっと、みなさんのがんじがらめに縛られている心を解いてくれる筈です....」


「ネコ汚染がタマシイの開放のファーストステップに成ります」




はい、A子さん(仮名)のメッセージでした。


実は、動物愛護協会から抗議の苦情が来ています。


視聴者の方からも届いています。


「なにも害のない動物を捕獲して研究と称して何をしてるの」


  と苦情の電話とファックスが届いています。







みなさんこんにちは。


ウラオモテヤナネコの定期報告です。



飼育班の報告です。


「はい、もう危険性はないとの判断からオリから出されているの

 ですが。いただきますとごちそうさまを忘れませんね」


「たいしたものです」


「おれんだ、おれんだ。と叫ぶくせも習慣のようですね」



観測班の報告です。


「はい」


「もうオリから出されて友達のようにTVゲームしていますね」


「もう仕事じゃないみたいです」


「ももんがあっ。を連発しています」


「ネコ汚染ってこんなに楽しいんですか?」



.....以上、定期報告でした。







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