夏の描写としてよく使われる道具
小説を書くうえでこの季節を描写し描き表すのに1番手っ取りはやい物はやはり風鈴だろうか、家の軒下などに吊し、風で音が鳴る楽しむ小さなガラスの鐘、いわば描写する夏の風物詩といえよう。
夏の描写といえば金魚でもいいかもしれない。夏祭りの屋台の定番である金魚には儚く、それでいて青春のまぶしささえも表現できそうだ。
夏祭りといえったらうちわやラムネもいい。
涼しげにしとやかなに優しげな風はそっと髪をなでる。
朝顔なんかあしらったうちわが一本あるだけで暑さが和らいでいく気がする
ラムネの透き通るような青は青春、を感じさせてくれる。
皆がそう感じるのは、昭和時代の刷り込みがあるからだろう。うちわは子どものころ、居間にも台所にも、確か玄関にもあった。コップをみてみれば風鈴のようなカラフルな柄がガルビスにとても映えた。あれは 薄いというよりも濃い方がいい。子供心に贅沢があったのだろう。
風鈴の音を聞くと涼しく感じるのは、脳が「音=風が吹いている=涼しい」と条件反射で結びつけるためだ。実際に音を聞くだけで、体表の温度が下がることはない。これは、日本の文化が大きくかかわっている。ラムネの中にはいってるビー玉も風鈴のような効果を果たしているのか、
実際に海外にいても風鈴の音を聴いても涼しいとも思わないのだろう。
綺麗と涼み、を重ね合わせた風鈴は もともとは江戸時代にガラス作りが広まったことで庶民の「涼を呼ぶ道具」として定着させた。しかしその当時の平均気温は25度ほど、酷暑日が連発するこの暑さでも発動するのだろうか。




