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転生!AIオフィスでのんびり戦略  作者: 清濁雨水


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転10 ガールズトーク続

 二人はカフェテリアでの話を続けながら、自然と話題がまた仲の良い2人の男性達の方に向かっていた。


「でも、玲奈ちゃん、坂井さんって時々本当に天然だよね?」彩花が思い出したように言った。


 玲奈は少し首を傾げて、「そうなんだよね。あんなにしっかりしてるのに、時々抜けてるところがあるのが面白くてさ。そういえば、前にみんなでランチに行った時、ステーキを頼んだんだけど、彼、ナイフとフォークの使い方がちょっと不器用でさ。結局、最後にはお箸で食べてたんだよ」


 彩花はその話に思わず笑い出して、「え、ほんとに?坂井さんって、あんなに大きい体してるのに、お箸でステーキって想像しただけで笑えるね!なんか、それがまた彼らしいというか…」


 玲奈もクスクスと笑いながら、「うん、でも、その時の彼の顔が真剣そのものでさ、誰も何も言えなくて、みんなで黙って見守ってたんだよ。でも、あれはちょっと可愛かったかも」


 彩花はさらに思い出しながら、「それは面白いね。坂井さんって、見た目はクールだけど、そういうところでギャップがあるんだよね。コタローさんも、時々驚くほど変なことをするんだよ。この前、飲み会でカラオケに行った時、急に『俺、演歌歌います!』って宣言してさ。みんなが驚いて止めようとしたんだけど、本気で熱唱しちゃって…」


 玲奈は目を丸くして、「え、コタローさんが演歌?それは意外すぎる!普段のイメージと全然違うじゃない。でも、意外と歌うまかったりして」と笑った。


 彩花も笑いながら、「うん!なんかおじいちゃん仕込みらしくて、うまかったよ!でも、周りが全部ポップソングで盛り上がってる中で、突然演歌が始まるから、みんなで『え、なんで?』ってなってさ。でも、なんかその真剣さに感動しちゃったよ」


 玲奈はその話にさらに笑いながら、「それ、面白すぎる!コタローさんって、意外と個性が強いんだね。でも、その意外性がまた彼らしいというか、なんか憎めないよね」と言った。


「そうだよね。彼らのそんなちょっとしたところが、逆に私たちを和ませてくれるんだよね。完璧じゃないところがあるからこそ、身近に感じられるというか」と彩花が微笑んだ。


 玲奈も頷きながら、「うん、次のキャンプでもまた彼らの面白い一面が見れるといいな。こうやってみんなで一緒に過ごすのが楽しみだよね」と笑顔で答えた。


 二人はそんな風に未来のことを語り合いながら、カフェテリアでの時間を楽しんでいた。

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