2. 学校でのいじめがつらいです
○相談者 13歳女性
Q.
学校でいじめられていて、もう死んでしまおうかと思っています。
いじめの内容としては
・机に「人間のくず」「ブス」「学校へくんな」とサインペンで落書きされる
・背中にいやらしいことばを書いた落書きを貼り付けれる
・授業中に先生の目の盗んでは椅子を蹴られる
・クラスメイトから無視される
などです。
私が無口なブスだからいじめられているのだと自覚はあります。いじめに遭っていることは誰にも相談できません。両親に学校に行きたくないと言ったことはありますが、「多少いやなことがあっても学校だけは行かなくてはダメだ」の一点張りです。
夜になると登校への不安でトイレで吐くようになりました。こんなにつらい思いをするのならいっそのこと死んでしまった方が楽だ、という考えが頭から離れなくなっています。もうどうして良いかわかりません。助けてください。
A.
いままでよくいじめに耐えましたね。がんばりましたね。ご立派です。
「学校でいじめられている」ことに対する解決策は
・いじめをやめさせる
・学校に行くのをやめる
のどちらかになります。
あなたは「自殺する」という選択肢を真っ先に考えておられるようですが、おすすめできません。なぜなら学生時代というのは、人生で一番つまらないことをさせられる期間なのです。大人になるとたくさんの喜怒哀楽が待っています。今死んでしまってはもったいない。また、大人になると人の容姿や性格にケチをつけるような人は激減しますので安心してください。あなたがすべきことは今を楽しく生きようとすることです。学校をやめたからと言って社会から断絶されることもありません。勉強がしたいなら学校に行かなくてもできます。勉強しなくたって将来楽しく暮らすことはできます。
話は戻りますが、いじめをやめさせるというのは至難の業です。よって「学校に行くのをやめる」ということが最善と思われます。
学校は死ぬほどいやな思いをしてまで行くような場所ではありません。断言します。
米国には「自殺しようと思うなら、やめなさい。そのかわり図書館へおいでください」という有名な図書館ポスターがあります。学校はやめて代わりに図書館へ通ってみてはいかがでしょうか。漫画もライトノベルもあります。勉強だってできます。いつまでいても誰にも文句を言われません。もちろん、図書館に行く以外にも自分が没頭できることをみつけてそれに打ち込むのも良いと思います。
両親が学校に行けと言うならばそれは無視して結構です。命や体調の方が大事です。
余談ですが、私は高校と大学の教師を務めてたことがあります。入学時の保護者説明会で必ずと言って良いほど保護者から「この学校にいじめは無いんでしょうね?」と詰問されます。私は、
「世の中にいじめのない学校など存在しません」と返答しています。
いじめに苦しむ子どもたちはたくさんいます。あなたの実体験を活かしていじめに苦しんでいる人を勇気づけられるような活動を目指すのも人生の意義になり得るでしょう。