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時ノ丘の第2糸:不穏の前触れに見えるもの

長らくお待たせしました作者です(遅い)

すみません、最近リアルもネットも色々あり更新のモチベーションも時間も不足していました

とはいえ今回は時ノ丘編第二話です、待ってた人がいればお楽しみください


神災歴 3年 時ノ丘町 時刻:08:12


 結局、あれから朝食は無事に済んだ

今は白火を横にお互い帰路を歩んでいるところだ。


「白火、そういえばどうして毎回朝食のとき...白火?」


少し訂正、お互い帰路を歩んでいたが白火が急にいなくなった。

それだけなら珍しいことでもないのだが、何故か嫌な予感がする

いつも自分のいい予感は当たらないが嫌な予感は当たるものだ。

「...探そう」


ここは分かれ道もない大通りだから普通に考えて道を間違えることはない

少し道を戻れば見つかるはずだ、ただどこかの店に入っただけならいいが...

「この店は...外れ、次...っ!?」


 殺気を感じ振り返ろうとした時、一瞬で裏路地に引きずり込まれる

すぐに素人なりに反撃を試みるが...首に当たった冷たい感触に仕方なく動きを止めた。

犯人の姿はフード付きのローブを被り顔はよく見えず人数は2名

一方はナイフでもう一方は杖のようなものを持っている。

恐らくは両方男、しかし所属は...


「一体何のつもりで...」


言い終わる前に杖を持った男が杖を振り上げ、近くで風が渦巻く

例えるならまさに鎌鼬(かまいたち)のように鋭く

あの風をもし自分が受けれ無事では済まないことは確実にわかった。

危険を直感して思わず目を瞑る

(死ぬ...!)


次の瞬間には風切り音が鳴り、真っ赤な血しぶきが宙を舞っていた。

同時に鋭い痛みが...いや、何故か全く感じない

それどころか目を開けて自分の体を見ても外傷がない。

 

「...?」

『この町の住人?』

「!?」


かけられた声に素早く振り返る。

その方角...つまり先ほどまでの男たちと反対側には銃を持った人が1名立っていた

性別は...顔は見えないが女だろうか?

一応装備は軍隊のようだが自分が知る限りこの町にこんな装備の軍はいない

いるとすればリライトの星詠(ペルセウス)猛獣(ブロークス)だが、それもこんな装備では無かったはずだ。


「お前らは?」

『聞いているのはこっち』


声をかけても対応はこれ、現状では敵か味方かわからない。

状況把握のために周囲を見渡した時に見えたのは

兵士の銃の先端の消音機と赤い血を流す2つの人の死体。

...2つの人の死体?

見てみれば先ほどのローブの男二人が殺されている、目の前の兵士の仕業だろうか?


「...この町の住人だ、お前らは?」

『天帝部隊』


 天帝、自分が知る限りこの町はリライトの管轄下にあるのにいる兵士。

とはいえ、この現状ではこの不審者相手でも聞きたいことは山ほどある

今倒れている二人の男、天帝部隊とは何か、そしてあの名刺についても...


「天帝、お前らの一人に今朝会った」

『何?』

「今朝会った、それよりもこれは誰だ?」


この天帝の兵士はこの男を撃った、だとすれば何か知っている可能性もある。

というか現状では死体とこの兵士以外に情報源になるものも無い

敵対的でないなら身を守るためにも話を聞くのが得策だろう。


異世界からの侵略者(マギアス)だと思う

詳しく聞きたいなら私たちの基地で話す』


兵士の答えはこれだった、異世界からの侵略者(マギアス)...

何故か妙に寒気がする響きがするその言葉の意味を疑うことはなかった

あの時使われた鎌鼬、あれがいわゆる魔法と呼ばれる異世界の力なのだろう。

とはいえそこまで知れれば充分な情報と言えるだろう


『あっ』

「あっ?」


 何か物凄く不安な声が出た、今まで通りの抑揚の薄い声ではあった

とはいえここであっと言うのは絶対に何か問題があったのだろう。

例えば、異世界の侵略者の増援がいて文字通りあっという間に先ほどのような鎌鼬が...

...というのは流石にふざけすぎたが、絶対に良いことで無いのは確かだ。


『...やっぱり、私も聞きたい事が山ほどある

 詳しく聞きたくなくても基地についてきて』

「拉致?」

『大丈夫、()()殺しも気絶もさせない』


"まだ"に底知れない不安があるが相手は銃を持っている。

ここで抗う訳にも行かず、このまま基地とやらについていくことになるのだろう。


...しかし、何かを忘れている気がする

はい、というわけで久々の更新であり時ノ丘の...名前なんだっけ?(白火の真似か?)

冗談です、切木守さんが主人公であるストーリーの続編ですね

異世界からの侵略者、マギアスに天帝部隊...いよいよこの時ノ丘編の本題が始まります

切木守さんは一体何を忘れていたんでしょうね?(...あっ)

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