表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おとぎばなし ― みつるとき ―  作者: ぽすしち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/48

きもち伝われ


 あ、とふいにシュンカは思い出す。


「そういえば、ヒョウセツさまがスザクさまに借りた本だとおもうのですが、間違えておれの部屋に置いてありました」

 あとでお持ちしますね、と食器を片付けはじめるシュンカに、何か言いたそうだった坊主は何も言わずに部屋へとひきあげた。



 いつもと同じ仕事をする。


 シュンカは台所を片づけ、明日の準備をし、風呂を沸かした。


 

 

 お茶を運んだセイテツの部屋から反応がない。

 のぞけば、そのまま床に大の字になりいびきをかいている。毛布をかけ、そっと出た。



 部屋にもどり、書物を取り上げる。




 からからから 


「あ、また、まわった」



 人が動くだけの風でまわるなんて、なんてよくできているのかと感心する。



 その風車にそっと息をかけ、部屋を出た。






      ※※※


  

  

  からから   からから



      このきもち、   あのひとに、 



                 伝われ、  伝われ






       ※※※



これよりあとは、ただただ 甘い場面となります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ