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おにそと、ふくはうち

まめまき。。しました?

 まず、鬼について 雫は、かく語りき


 世の中に鬼という言葉は、色々あれど。これといったものは無い。

 調べるといろいろ出てくる。調べなくても解ると思うけど・

 

1・鬼とは、人ならざる者。

  根本的に違う種族と考えるもの。


2,鬼とは、人が変化したもの。

  元々人が、持っているもので、何らかの影響で変化したもの。

  こころに住む鬼、、とかね。


3、鬼とは、神の一種または、神の使い。

 鬼神とかがそうだね。あと身近なものなら、なまはげとか。。?

 あの鬼は、悪い子しか連れて行かないでしょ?お仕置きしちゃう感じだね。


 日本全国、豆まきってか節分は、ある訳だけどね。九州なんかだと、

『鬼は~うち。福も~うち』っていうところがある。

 これは、八百万の神ってことで神教の影響が、大きいと思うんだけどね。

 なんでも 受け入れてしまう、そんな心の広さを感じない?


 それと、『福は~うち、福は~うち』しか言わないところもある。

 豆まきをしないって家もあるね。


 平安時代に鬼の腕をきって 鬼退治をしたという【渡辺の綱】の子孫とかそうだね

 鬼は、退治されていないから豆まきに鬼は外っていう必要がない。

 鬼退治をした家に鬼が、いるはずもないので やる必要ないっしょ?!


 同じものだけど、同じものじゃない、ほんと面白いよね。


 それと 江戸時代の後半かな?二本松藩のちに丹羽藩になるんだけど。

 丹羽家治下の二本松藩では節分の時、「鬼は外」と叫ぶと「お丹羽外」に聞こえるとして、「鬼外」「おにそと」と「は」を抜いて唱えていた。

『おにそと、福はうち』か、『福はうち、福はうち』っていうらしいよ。


「二本松ってすっごい、田舎なんだけどさ・・。なんか、懐かしいような気がするんだよね。」

「・・・」

「なんか、以前ここに来たことあるみたいな 懐かしい感じがするんだよね。」


「・・そうなんだ、俺も一度いってみたいな・・・」


「そ、じゃ、今度一緒にいこうか?」

「二本松はね、あまり知られていないのだけど、東北地方におけるキリシタンの根拠地のような地域になっていてね。キリシタン狩りでは、多くの犠牲者が出たらしいよ。そもそも、迫害された長崎のキリシタンが、流れ流れ・・逃れ逃れてこの地に隠れ住んだって話だ。」

「キリシタンもだけど、桧枝岐村ってところは、平家の落人の隠れ里で大正の終わりまで電気がなかったって話さ。日本一人口密度の低い土地らしいけどね。昔ながらの生活があるらしい、一度見に行きたいと思っているのだよ、ワトソン君!」


 二本松や桧枝岐に 関することを話し続ける雫を じっとみていた。


{そうか、今の雫には、あの頃の記憶が、ないんだな。」

そう、呟いたおれの声は、雫には届かなかった。


なぞは、まだまだ深くなる・

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