本当にウザくて、扱いに困るって
落ち着けばできる
普段どおりにやればできる
それはできないと同じこと
焦ったら駄目
緊張し過ぎたら駄目
言い聞かせているけど
それだけで自分の中を一杯に満たしているんだから
これも駄目
テンパっている自分を認めて
浮足立っているの自覚して
そんな自分を飲み込んで
眼前の事に当たる
理屈は分かっていても
それができないから
勝負所でこんなに情けなく
手を震わせたりしているんだ
勝負所だけじゃない
いつもと同じことだって
少しは馴染めたつもりの
人の中だって
少し注意されたり
自分とは無関係な場所での
誰かの不機嫌にすら
影響されて
勝手に記憶の蓋が開く
思い出したくもない
上手く抑え込めていたはずの日々が
甦ってきて
そんなこと繰り返しているうちに
いつの間にか
この今、自体が
思い出したくもない日々と紐付けられて
また怒られる
また失敗する
また弾かれる
やっぱり僕は役立たずって
泥沼に引きずり込まれる
いつも自信なさげに
こんなビクビクしてる奴
本当にウザいって
扱いに困るって
極端だって
自分でも分かってる
もう流石に
まったく何もできていない訳ではないと思うから
それでも
そこまで考えてみても
思考だけは抜け出せない
ずっと同じ場所を
巡ってる
こんな僕が
認められるはずない
必要とされるはずない
好かれるはずない
愛されるはずない
同じ所ばかり巡って
溝を深めてしまった思考の底から
抜け出せないで
そこの声ばかり信じて
外からの声に手を伸ばせなくて