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今日も曇天、明日は雨  作者: 長谷川ゆう
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新刊の本のかほり

幼稚園の時に祖母と母親から絵本をかってもらい、まだ文字がよく分からないなりに読んでいた。



もうそこからは、本の虫を越えて本になりたい。何を言ってるのか、私は。



小学生3年生からは毎週図書室に通い、誰もいない夕暮れ時まで本を読んでいた。



自分では経験できない世界、自分では一生行けない場所、自分では見る事の出来ない景色。



本には世界がつまっている。



中学生の時は、夏休みに最大30冊まで借りられる事を知り、手をぷるぷるさせながら司書さんを心配させながら、ギリギリまで借りて1ヶ月読んでいた。



子供の頃から親が厳しくおこずかいももらっていたかった私は、とにかく本に飢えていた。



大人になり、自分のお金で本を買えるようになってから大好きな作家さんの新刊が出るたびに買っては、本を読んだ、否、本当はスンスンと新刊のかほりをかぐ。



引かないで欲しい・・・。自分ですら引いているが。



図書館の少しカビくさい年季のはいった本のかほりも重厚ですきだ。



たが、あの新刊の誰も触れていないノリのかほりが好きで好きで、かほりが消えた時には落ち込むほど。



何だか、変態ぽくて本に嫌われそうだ。両思いだと思うのに。



新刊を買うたびに、私は本のかほりに魅力される。



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