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今日も曇天、明日は雨  作者: 長谷川ゆう
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今日も夏が苦手

子供の時から夏が苦手だ。



ただですら少食の私は、夏になると幼児期はアイスだけで生き延びていたらしい。



まず、暑い。当たり前、夏だもの。


夏休みになると、小学校の低学年の時は母親達がまだ力がありあまりイケイケ(死語?)なため、親が考えた子供達を連れた、テーマパークツアー、バスツアーを開催する。



ただですら、暑いのだ。頼むからひっそり家で宿題をさせて静かに1ヶ月暮らさせてくれ、と江戸時代の隠居後の老人なみに思っていた。



日記以外は、がり勉だったので勉強は苦ではなく2週間くらいで終わらせていたが、ノリノリ(死語?)の親が夏を終わらせてくれなかった。



今でも忘れない。私が好きな某有名なネズミのテーマパーク。アニメが好きで、プリンセスが好きで、低学年なのでもちろん夢はみていた。



サンタクロースは信じないが、シン○レラストーリーはあると信じていた子供だった。いろいろ苦労していたため。



初めて行ったのは3歳くらいで、さすがに記憶がなかったため、大好きな女の子の友達と家族で行く夢の国が悪夢になるとは思いもよらず、浮かれていた。



だって、母親達が大好きなガラスの靴を履いたプリンセスがいると言うではないか。



暑さにも負けながら、フラフラなんとか行った夢の国にいた、ブルーのドレスを着たガラスの靴を履いたプリンセスらしき人は確かにいた。



「お姫様だよ!写真とろう!」

狂喜乱舞する友人達と母親達を先に、私は夏の千葉で、氷点下にいた。



そのプリンセスは、がっちりした腕にもっちりした顔の上に、霞んだ金髪のかつらをかぶり、ごわごわしたドレスを着ていたアルバ・・・違う人だった。



シン○レラちゃう。



ひきつり、後退りする私をシャイな子供と思ったのかプリンセスはたくましい腕で私をだきよせ、満面の笑みで笑顔だった。



ちなみに、その写真の私は真顔だ。もうアニメしか見ないと誓った日である。



とある小学校高学年の時は、バスが苦手な私を連れバスツアーに参加。十数名の知らない人達と同級生親子の重圧に耐えきれず、お目汚しになるが、見学する場所、場所で、戻しバスツアーの参加の見せ物になる。



夏のバカあ!



その後は、同級生の母親と私の母親が何を思ったのかアニメでも大作でもなく、野口英世の自伝映画に連れていき、野口英世が火傷をし、母親が懺悔に苦しむ姿に苦しみ、具合が悪くなり、途中で帰宅するはめになった。



クーラーの入れた家に帰宅後、私は横になりなぜあの暗い始まりの映画を見させられたのか1日混乱。




とにかく、夏はただですら苦手なのにイケイケでノリノリ(以下略)の母親達が連れまわして体調を崩した。



とどめは、東京タワーだ。東京タワーはお土産もたくさんあり、綺麗で涼しく楽しかった。



だが、なぜか小学校低学年の時に、1番上の展望台で蝋人形館がやっていた。



入り口の初っぱなから、江戸時代の水責めから始まる拷問シリーズだった。なぜだ。



さすがに、私も拷問は知らず母親にあの人達は(蝋人形)は何をしているのかと聞いた。



私の母親も母親で、リアリストな部分があり丁寧に水責めを説明して下さった。



「あれはね、悪い事をした人が本当にの事を言うまで口に水を・・・(自重)」

全ての拷問、否、蝋人形館の説明を母親が噛みぐたいて話してくれたので、同級生親子と別れる夜には、私の顔は東京タワーの真ん中あたりのブルーより、青くなっていた。



「あれ?○○ちゃん、疲れちゃったかな?」

心配してくれる友人のお母さんに、まさか江戸時代の拷問のなんたるかを蝋人形館で、全て母親から知りましたとも言えず、解散した。




夏は暑いうえに、なぜか寒い思い出しかない。



私は今日も暑い夏が苦手だ。







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