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Room12 破壊と再生、取り戻した箱の平穏

 投げ飛ばされ、錐もみ状態に体を回転しながら成す術も無く飛んで行く伊勢君。世界が緩やかに見える。そんな、僕はまだ何もしていない、していないのに。やはり、誰も助ける事は出来ないのか、僕には無理なのか。それ以上考える間も無く、やがて伊勢君が半球体に高速で接触してしまう。瞬間、半球体が突然姿を消した。中には何人かの人間の姿が浮かび上がって、その人達に伊勢君が衝突する姿が僕の目にコマ割に映りこむ。


 衝突、三人の姿がそれぞれ別方向に衝撃で吹き飛ぶ、それきり動かない。そこへ周りを囲んでいた影が群がり始めた。壁から幾つものドアが現れて、そこから更に歪な人間の影が現れる。


「ああ、月。解いてくれたんだ。ああ、どうしよう、那世ちゃんあたしはどうしたらいい? 舞、夕貴、月も大丈夫なのかな、大丈夫だよね。早く、早くあそこへ行かないと」


 陽さんが声を震えながらそう洩らした。


「あ、開いた開いた。流石に見捨てられないもんね。お兄ちゃん、楽しかったかな? 飛べたでしょ。中々できないよこんなこと。あはは」


 頭の上からそんな言葉が響き渡る。


 遅れてごめんなさい。ここは私が、時間を稼ぎます。


 僕の中で声が沸き広がる様に伝わる。この声は相模さんだ三人に群がる数々の影の後に相模さんの姿が見えた。すると、大きく口を開けて上を見上げた相模さんを中心に透明な波紋が広がって行く。高音のあ音が部屋全体に沁みるように広がると影の動きが緩慢になり始めている事が解る。


 僕はこの巨大な影を何とかしなければならない。どうすれば、どうすればいい? 僕がそう、考えあぐねている内、巨大な影の上に白い大きな柱が出来上がっていた。


「許さへん。おまえ、許す訳にはいかへんわ」


 名瀬さんの声だ、それが聞こえたと同時に巨大な影に白い柱が突き刺さる。影は巨大な体をくねらせて咆哮ほうこうを上げた。


「ここはうちがなんとかするから。那っち達は夕貴達を、うちが遅かったせいで夕貴が。お願い、助けたって」


 部屋の隅から走りながら声を張り上げる名瀬さんは顔を歪ませて僅かに涙を滲ませていた。


「那世ちゃん、ありさの言葉に甘えるべきだ。行くよ」


 陽さんが僕の手を掴んで3人が倒れている方向へ向かう、と影を散らしている阿須間君の姿が見えた。一人で数多い影を瞬間的に何体も消し去っている。


「ごめん、那世ちゃん。あたしも先に行ってるよ」


 陽さんが僕の手を離すと近くの影に飛び蹴りを加え始めた。僕は三人の姿を確認するとそこへと一直線に走って向かう。


 やはり、そこには月さん、舞さんと伊勢君が横たわっている。けれど、見たところどこにも怪我や変化は無いように見て取れた。僕はまず舞さんに駆け寄って声をかける。この部屋の主の舞さんに何か有れば僕等はどうにもならなくなってしまうのだから。


「舞さん大丈夫ですか? 起き上がる事ができますか」


 舞さんは僅かに体を震わせた後、僕の顔を触り、薄目を開け、


「入間君。私はまだ、私達はまだ……」


 はっとして頭を左右に振り、


「月は、夕貴は?」


 と叫ぶ。周りで横になっていた二人もその声が切っ掛けになったのか眼を覚まし始めた。僕らに背を向けたまま半身を起こすと月さんが声を出す。


「舞、わたくし、は、大丈夫、です。伊勢さんは、大丈夫、なの、ですか?」


「俺とした事が、な。こんなところ、見られたくなかったが」


 伊勢君が頭を振って立ち上がる。


「那世、ごめんな、心配かけて。陽、只由、ありがとう。ありさはあのでかい奴とまだやってるのか。俺が最初からあいつを出していればこんな面倒にはならなかったんだが」


 それだけ言うと伊勢君も影に向かって行く。そうだ、名瀬さんは大丈夫なのだろうか? あの巨大な影に太刀打ちできているのか、そう思って僕がそちらを見ると、巨大な影に三本もの柱が突き刺さっているのが確認できた。それでも影は腕の長さを自在に変えて名瀬さんに対して攻撃を繰り返している。そのどれもが白い壁によって防がれていた。


 僕は考える、皆それぞれ何かの特殊さをこの空間の中で持ち合わせているのに僕には何も無いのだろうかと。それぞれを補い合う様にその特殊さを発揮しているのに僕は只、守られる事しか出来ないのだろうかと。僕は積極的に色々なイメージを繰り返し、試してみるけれど何かしらの変化が僕の周りに起きる事は無かった。掌に集中して武器をイメージしたり、衝撃を想像して手を前面に差し出してみたり。そのどれもが意味を成さない只の動作にしかならない。そんな僕を見つめて月さんが僕に話しかけてきた。


「大丈夫、です。那世さん、は、何も、しなくても、ここに、居るだけで」


「でも僕は、それではここに居る意味が無いのです。僕だけに意味が」


「焦る必要は無いんだ。君はまだここのルールを知ったばかり。何もできないと言うのなら私も同じ。何もできない、見ているしかない。でもそこに居るだけで、そこで存在感を示すだけで周りの皆が安心できる。そういう存在も有る。私はそう思う、私が言う事ではないけれど」


 舞さんが周りの皆を見回しながら僕にそう言葉をかけた。けれど舞さんは違う、この巨大な部屋を維持し続けているのは他ならない舞さんなんだ。僕は一体何のためにここに居るのだろうか。次々と周りの影が撃破されて行く。残りは僅かだ。


 皆さん、ありさちゃんが苦戦しています。助けてあげて下さい。


 突然、相模さんの声が直接僕の中に響く。まさかと思って名瀬さんを見やると、巨大な影から次々に新しい影が生み出されているのが見えた。それが名瀬さんを取り囲むように蠢いている。僕等はすぐに影の下に向かう。何もできない僕と舞さんと月さんは距離をとって見ている事しかできないのだけれど、それでも何かの力になれるのならと。そんな僕等の周りの影を陽さんと伊勢君が必死に対応していた。


「楽しくなってきたね。さっきはちょっと痛かったんだよ。だからお姉さんには沢山おもちゃをあげるよ」


 巨大な影がそう言って数本ある腕で柱を掴み取り、自分の体から抜き取ると名瀬さんに向かって振り下ろす。柱が名瀬さんに届く前に消えてなくなるとそのままの動作で腕を伸ばして名瀬さんを押しつぶそうとする、それを白い壁が防いだ。けれど、後から抱きつこうと影が接近していっている。それを阿須間君が払い飛ばす。巨大な影が複数の腕で波状攻撃を繰り返し、遂に阿須間君を突き飛ばした。


「ああ、ごめん。うちにも全部は無理や。なんでこれだけやっても消えへんの」


「駄目です、これは数が多すぎる。自分だけでは防ぎきれない。すいません触れられてしまいました」


 膝を落とす阿須間君が表情を歪ませ息を荒くしている。


 突然、壁にドアが出来上がり、そこから仮面を象った影が溢れ出した。能面のような仮面からピエロ、目鼻の無い盾などが群れるように湧き出し、空中を滑るようにして僕らにとの距離を縮めてくる。あれが、阿須間君の影なのか。再び相模さんが透明な波紋を立てて影の動きを緩慢にさせる。けれど、巨大な影の動きは機敏なままだ。まずい、これじゃ切が無い。僕がそう思い始めていると、


「やっと俺の本領を発揮できるって訳だな」


 伊勢君の声が響いた。そちらを向くと、伊勢君が気がつかない内に壁際に寄り、ドアを出現させている。伊勢君がそのドアを開くと、中から全身が白い顔の無い人形が現れた。間接部分は丸い球体で背丈と形状は全く伊勢君と同じだ。


「お前に任せる」


 伊勢君が人形の背中を押すと人形が猛スピードで影に攻撃を始めた。高速で走り、突く動作を行うと、滑るように地面を移動して同時に何対もの影を消滅させる。と、そのままの勢いで跳躍して身長の何倍もの距離を平然と飛び上がって巨大な影の腕、一本を突き抜けて逆側に抜けて行った。


「ごめん、夕貴。うちの力が足らんかったばっかりに」


「よし、これなら行けそうです」


「夕貴。ありがと、雑魚はあたしらで何とかするよ」


 それを見て皆が盛り返し始める。名瀬さんは防御に徹して、陽さんと伊勢君、阿須間君は細かな影を消滅させている。巨大な影は徐々に体のパーツをあの人形に削り取られて小さくなっていく。


「ああ、だめ。今回は私の負けだね。でも面白かったよ。また、遊んでね」


 巨大な影がそんな言葉を流す。


「逃がすかよ。もうこんな面倒な事は御免だ。俺を投げ飛ばしておいて逃がすかって」


 伊勢君のその声に反応したのか人形が巨大な影の中心を射抜くように突き抜けた。やがて影は残った腕で頭部を抱えて唸りを上げると爆発するように体を飛び散らせた。それらが数多くの小さな影の雫になって蠢いている。そんな中、羽を生やした小さなシルエットの影が一体だけ空を飛んでいた。


「あれが親玉なんやろか? うちが何とかする」


 名瀬さんが地面から発生させた柱がその影を貫く、全てが終わったと思った瞬間、


「外れ。それじゃみんな。また遊んでね」


 声が聞こえ、壁際の雫の一つが陰に変わるとその中から女の子が現れた。彼女は僕と同じ背丈でまだ子供に見えた。青く長い髪で目鼻を覆い隠して、体は入院患者が着用するような白衣を身に着けていた。彼女は手を振ると、唖然としている陽さん、伊勢君や名瀬さん、阿須間君、相模さんを眺めて口元を笑わせ発生させたドアを開くとその中に消えていった。


 直後、蠢いている影の雫が人型に変化を始める。無力な僕等の周りにも数多くの影が出現し始めたのを確認した月さんが、僕と舞さんの手を引いて目を瞑ると、手を上へ向けた。するとその先から白い膜が発生して広がり僕等三人を覆うと外の世界から遮断してしまう。


「わたくし、に、今、できる、最善、は、これくらい」


 外から見た白い半球球の正体はこれだったんだ。外から見た限りでは地面と同じ、透過性のない白が、内側からだと半透明で外の様子が見えることが解った。外では僕等以外の四人が戦っているのが見える。相模さんが喉を押え、苦しそうにしているのを陽さんと阿須間君が庇っているのが見える。


「相模さんが」


 と僕が言うと、舞さんが僕の口を手で遮り、


「今は駄目、私達では足手まといになるだけ。本当の事を言えば、私も悔しい。守られているばかりだもの」


 突然僕に向けてなのか、そう呟いた。


「だから、安心感を得られるというのも、私がそう思いたいだけかもしれない。私は強くなりたかった。私の中の人格を三人まで減らすことができたのはきっと私が強くなれたからなんだと、そう思っていた。けれど、実際は私は守られてばかりで、誰かに助けて欲しいと思うばかりで何もできていない。今回もそう、結局私は皆に助けられてしまっている。だからこれまで私の存在なんて意味が無いと、そう思っていた」


「舞、わたくしは、そう、おもわない。陽と、わたくしは、舞のお陰で、存在できて、いるのだから、守る、事は、当然」


「月、私は思うの。もし私が消えたとしても、あなた達二人のどちらかがホスト人格に代われば良い事でしょう? なぜなら私たちは一つの体の中に居るのだもの。陽が入間君の体に移る事ができて、今回あの女の子に私達の体の制御が簡単に奪われてしまった事を考えたら、私の存在なんて本当に意味が無いんじゃないかって、そう思っていたのよ」


 月さんの行った事に対して舞さんがそう答えると、月さんは始めて明らかに表情を変えて、険しい眼で舞さんを見つめた。軋むように部屋が音を立てて揺れる。


「舞、解って、いるでしょう。この、部屋が、崩れ、だした、理由を。それは、あなたが、消えたい、そう、強烈に、願ったから。それで、全てが、狂って、しまったの」


「解っている、解っているのよ。全てを薬の責任にしたかったけれど。仮初かりそめの安定で得られた自我もそろそろ限界が来ていた、元々私は弱い存在なのだもの。何もできない自分に嫌気が差していた、私は本当は心の底では消えたいと思っていたの。でも、君が来てくれた事で私は変われる気がした。君になら私の弱さを話せるって、そう思った。私と同じ、守られるだけの存在の君になら」


 僕は解る。舞さんの言っている事が、僕も消えてしまっても良いと思う事はこれまで何度も有るのだから。けれど、僕は不思議に思う。誰かに大切に思われ続けていても、やはり消えてしまいたいと思うのだろうかと。僕は誰かにそれ程に思われた事が無いように思える。止った時間、失われることの無い僕の特殊性、けれどそれはここでも全く役には立たない。結局、僕はどこまで行っても一人でしかないのだ。


「僕は舞さんが消えてしまって良い存在だとは思いません。僕と違って皆に必要とされている存在なのだから」


 僕がそう言うと、舞さんは屈んで僕の右手を握った。


「私は解ったの、今の私には陽や月だけじゃなく君が必要なんだと。こんな私でも君がいる事で存在する意味が見つけられる、そう思った。だから、誰からも必要とされていないなんて事はけして無い」


 僕は陽さんにも似た言葉をかけられていた事を思い出す。僕は本当に必要なのだろうか、今はまだ、解らない。でもそう言ってもらえる、それが何だかとても特殊で嬉しい事なのだろうな、と思う事はできた。


「わたくしは、悲しい。舞と、こんなに、近くに、何時の、時間も、共にして、いるのに、本当の、気持ちは、伝え、合えない、事が。一人で、あった、わたくしたちが、三人に、分かれた、それだけで、心が、離れて、しまう。もう、わたくし、たちだけでは、鳳舞を、繋ぎ止める事は、できないのかも、しれません。那世様、わたくし、たちには、あなた様が、必要なの、でしょう。わたくし、たちを、宜しく、お願い、します」


 月さんも舞さんの横に屈んで僕の顔を覗き込み、そう話しかけると僕の左手を握る。


「僕にできることは何も無いかも知れません。でももし、僕の存在が舞さんの支えになるのなら、僕にできることは何でもしたい。僕も何かの役にたちたいんです」


 僕はそう言って二人の目を見つめ返した。繋いだ手のひらに温かさが伝わって来ている。冷たい僕の体にも二人の感情が流れ出している、そんな気がしていた。


「なんだか君の手の平、温かいね。私はずっと君の手の平は冷たい物だと思っていた。もっと早く、君のこの手の平に触れていれば良かった」


 舞さんが僕の手を握りながら安らいだ顔をする。すると、部屋の軋みが止り、壁に入った亀裂が徐々に回復を始めた。天井や壁にできた巨大な裂け目が、薄らと半透明の壁に埋められて、徐々に姿を消してゆく。


 外を見ると、周りに蠢いていた影は全て外の皆に消滅させられていた。月さんと舞さんが僕と手を繋いだまま立ち上がり、周りに張られていた半球体の膜が取り払われて外と繋がる。相模さんと伊勢君が頭を押えて座り込んでいるのを、他の三人が囲んで覗き込んでいるのが見える。直後、僕等の姿を確認した陽さんが猛スピードで僕等の元へ走り出し、舞さんに抱きついた。


「舞、ごめん。随分と待たせちゃったね。あたしはもう、舞から離れないよ。何度ももう、駄目かと思ったよ。こんな不安な気持ちはもう味わいたくない」


「いいの、お陰で私には何が必要なのか解った。偶には又、入間君の体に遊びに行っても良いよ」


「ううん、暫くは良いよ。舞があたしを必要とするようにあたしもやっぱり舞達が必要なんだって解った。あたし一人じゃどうしようもなく不安なの、消えてしまいそうで、それより壁、どうして直ったの?」


「解らない、私が入間君と手を繋いでいたら、自然とこうなったの」


「那世ちゃん、ありがとう。あたしは感謝しきれないよ。あたしがここに戻れたのも、舞が救われたのも那世ちゃんのお陰だから」


 陽さんが僕に顔を向ける。


「いえ、元はと言えば、陽さんが僕を助けてくれたのが始まりだったはずです。それに僕は何もしていません」


 陽さんは舞さんから離れると、二人に手を繋がれたままの僕に抱きつく。


「いいの、あたしが感謝したいだけなんだ」


 僕は伊勢君や相模さんの様子が気になったので陽さんの耳元に話しかけた。


「陽さん、伊勢君や相模さんは一体どうしてしまったのですか?」


 陽さんは僕から体を離すと舞さんや月さんと目配せし、その後話し始める。


「夕貴のあの人形と尋の波紋の声。あれはね、とっても本人に負担がかかるものみたいなんだ。何故かはあたしには解らないけど、尋は精神病の原因が関係しているからって言っていた。使うと頭痛が激しくなるみたいなんだ。あたしにはそう言う力が無いから解らないけどね」


 苦痛を伴う力、僕にもそういった力があるのだろうか。けれど、僕には無い気がしていた。負担の原因が元になる力、僕にはこの病気の原因が解らない。だからこそ、僕には何もできないのかもしれない。


「私はお礼を言わなければならない。今回ばかりは感謝し切れない程の恩を作ってしまったもの」


「その辺の事はあたしがこれ以上無いってくらいに伝えておいたよ」


「いや、私の口から直接伝えたいの。特に夕貴や尋には」


「うん。じゃあ、行こう」


 僕達は伊勢君や相模さんの元へと向かう。大丈夫だろうか? そして聞かなければならない。あの女の子の正体が誰なのか、どこから現れたのか、ずっと気になっていたんだ。


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