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魔王城攻略

リッジたちが魔王城に到達した時

既に魔王城周辺には、何十という勇者の亡骸があった。

サーディングの報告を受けた「国勇」がこの状況を

収拾するために向かわせた者たちの悲しい最期だ。

リッジたちは、カルウ王国に帰還後、これ以上犠牲者が

出ないように、指示を与えていた。

この指示によって、その後の犠牲者を抑えらている。

しかし、それは「国勇」に関しては、という但し書きが

必要になっている。

リッジやミグリスの思惑とは関係なく

ナザード各国にはインシディの要望によって

魔王城に対する討伐部隊が続々と集まっている。

その各国に協力の要請をした人物は、ゼンだ。

彼の世界を瞬時に移動できる能力。

そのおかげで、インシディの思惑通りに各国を巻き込んで

魔王城を攻略する事ができる。

インシディの中では、自分たちが到着する前に

魔王を討伐できればそれで良い。

しかし、それが失敗したとしても、彼の指示する十二人が

魔王を討伐、という事であれば、彼にすれば

それはそれで、自分の名声を高めることになる。

そう、考えていた。

ただ、問題は、万が一そんな彼らでさえ魔王に敗れた時。

その時は覚悟を決めて、自分の真の力を出さなければならないだろう。

インシディは、願わくば自分以外の者が魔王を倒してくれることを望んでいる。

もし、彼らが失敗すれば、インシディ自らの力によって

魔王を倒すことができたとしても

この世界において、この先数百年。いや、数千年に及ぶ影響が出ることを

彼は危惧していたのだ。

切り札には、責任とリスクを伴う。

圧倒的な力を使い、相手を封じることはたやすい。

ただ、その力を使う事によって、使った本人。

もしくはその世界に影響を及ぼすようなことがあれば

その絶対的な力を初めから使うことは出来ない。

それは、ある種、人知を超えた力を有する者だけの感覚かもしれない。

そんなインシディの苦悩とは関係なく、そして、犠牲を減らしたい

リッジたちの考え無視されるような形で、使命を与えられた勇者たちは

次々と魔王城へと挑んでいった。



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