目先の利益
魔王女フィリンと真正勇者協会、そして正統勇者組合の
公式な会談が開催される。
この時、フィリンはインフェクシアス教団の代表として
扱われていたが、自ら名乗ったわけでは無いので
あとでどうとでもできる。
そんな無責任な提案をしたのはゼンだったのだが
フィリンも特に反対しなかったことで、会談当日を迎えることになった。
会談に現れたのは、教団側として、フィリンとゼン。
クロライド教団の代理人としてジェラスと協会幹部が
そして、越権行為による糾弾の対象としてエンビーが参加した。
そこでフィリン達は、協会幹部に対してインフェクシアスが
今後は武力による信仰を行わない、という確約をする。
もっともフィリン達にしてみれば、その場だけの話だったが
そのジェラスはをその約定を見て、当主になって初めての
大きな成果に感動し、幹部もご満悦だった。
そして、次に問題になっていたエンビーの越権行為だが
トーレス大陸からの即時撤退を要請し、その後の事は
カルウ王国並びにパリット公国において公式に
話をすることになった。
これでようやくおとなしくなった協会の面々は
自分たちの陣営へと帰って行った。
残された魔王女達と勇者エンビーはここからようやく
本題に入っていく。




