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共感と反感

ギャストリック荒野に現れたゼンが目にしたのが

魔王女フィリンに傅くインフェクシアス教団の

信者の姿だった。

教団を意のままに操るためにアブソルートに対する信仰心を

自分に向けさせた結果だ。

そこでフィリンは一瞬、このままアブソルートに世界を

統一させ、その後に全てを自分の物にする。

と言う邪な考えが、一瞬よぎったりもした。

彼女がそんな妄想をしている間に、ゼンが現れ

先程見て来た事を話して聞かせる。

それを聞いたフィリンは、特に驚くようなことも無く

べーゲルならやりそうね

などと気にしていない様子だった。

それよりも、まずはこの無益な戦いに終止符を打つべく

ナザードの勇者たちと会う事に力を注いでいく。

彼女の休戦の提案に対して最初に動いたのは

真正勇者協会のジェラス

彼は提案を受け入れ、会談を行うべく準備を進める。

さらに彼らは、パリット王国に今回の戦いにおける

正統勇者組合の非常識な行動を告発していた。

内容は、真正勇者協会の当主に甘言を弄し

この戦いにおける成果を奪おうとしている

というものだった。

そしてその成果、と言うのが今回の聖獣撃退と魔王女との会談

という事であり。

それらは全て、自分たちの力によって成しえのだ

と自負したいた。

しかし、その会談を全面的に信頼することができない者たちがいる

正統勇者組合エンビーたちだ。

しかし、その会談を拒否することで彼真正勇者協会らの

思い通りにさせてはならない

という危機感もあり、最終的に参加を表明することになった。


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