違和感
勇者商会に名を連ねる勇者の中で会長よりも権限を持っている
ソミンに才能を見出された勇者で編成されたミグリス暗殺部隊。
そんな彼らにも当主に対する害意を疑問視する者もいた。
彼らは勇者として正しき道を進もうと思っていたのだが
そんな彼らが目にしたのは、魔王たちと行動を共にする
勇者ミグリスの姿だった。
それは暗殺という行為に対しての正当化を求める勇者たちにとっては
これ以上ない免罪符として利用されたのだった。
この事が公になれば、勇者商会の存続にかかわる。
といった次元のの問題ではなく、この世界の存亡にかかわる危機。
そして、それを事前に察していたソミンこそが、次期当主として
相応しい存在だとその場にいる勇者たちは考えていた。
ところが、ここで伝承者なる者たちと一緒に戦う。
という話が出てくる。
それを聞いて実際に、その事に関して一抹の不安
を覚えた者がいた。
彼らにしてみれば、勇者と魔王が共闘することは人類にとって
許しがたい行為だ。
ただ、そんな彼らを倒しすために、なぜ伝承者がいる段階で
戦いを挑まなくてはならばならないのか?
そんな事に気が付いたのがイクスとクルーシブだった。
しかし、そんな彼らの反応とは関係なく、戦いは開始されたのだった。




