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封印暴走

南ナザードの勇者ミグリスとカルウ王国の勇者であるリッジとレヴァが

クロツ大陸に渡り、最初に訪れたのはこの大陸でも屈指の財閥と言われた

ネーボフッド財団の本部だった。

彼らは穀物を生産し、この大陸だけでなく

他の大陸にも輸出を行っていた。

その本部は今も大陸の南にあり、創始者であるカークが元々

ナザード出身という事から、ミグリスやリッジたちとも

取引が行われている。

勇者たちはこの財閥のネットワークを使用して、魔王の所在を

特定しようと考えていた。

そして、情報収集のにより魔王らしき者たちが北のに向かった

との情報を受け、彼らは動き出す。

彼らが出発した後も、財閥の情報が逐一入るようになっており

その中に、魔法に対する変革の情報がもたらされた。

これにより、目的地までの道中の危険度が大きく下がる。

以前であれば、通常の旅路において魔物と遭遇する頻度も多かったが

変革後は、過去の能力しか持たない魔物達が現れなくなっていた。

丁度それと同じような時期にレヴァが体調不良を訴え出した。

初期の段階では、吐き気や眩暈程度だったものが

日を追うごとに腹痛や発熱を引き起こす。

勇者たちが治癒魔法などを駆使するが改善は見られなかった。

ここで彼らは最寄りの宿に身を置き、専門の医師や治療魔法師などを探して

対応を試みるものの、回復の兆しは見えず。

唯一判明したことといえば、レヴァが普段身に着けている封印の水晶が

原因だという事ぐらいだったが、それを取り除こうとすると

持った者の手が焼けるような痛みを感じ、触れない。

不思議なことにその熱さはレヴァには伝わっていないようなので

何らかの魔法が発動していると思われた。

このままでは恐らく、彼の命はないだろう。

そこで二人の勇者は封印の水晶をさらに封印するという結論を出す。

まず、リッジが水晶の力を押さえつけるために呪文を詠唱する。

彼の呪文により水晶の力が抑え込まる。

そこでミグリスが新たな封印魔法を唱えた

封印(シール)

この封印でレヴァは回復する、はずだった。

ところが実際は、封印に要した何倍もの魔力の反動が起こり

ミグリスとリッジは壁に弾き飛ばされる。

二人はあまりの激痛に、言葉を発することも出来ない。

その時、彼らの部屋をノックする音が聞こえた。

身動きできない彼らの反応が無い様子に、再びノックの音が響き渡る。

そこでリッジが痛みをこらえ、かろうじて返事をした。

その声に異変を感じたのか、部屋に入って来る二人の男たち

彼らはそれぞれミグリスとリッジを助け起こして治癒魔法をかける。

勇者達のキズは幸い打ち身や擦り傷程度だったために回復には

それほど時間がかからなかった。

勇者達が回復した後、訪問者に対して改めて宿での騒動に対する

非礼を詫び、魔法が使えるのならばレヴァの様子を見てもらえないか?

と願い出てみた。

すると彼らは以外にも快諾し、もし、役に立てるならばと一人が

レヴァの様子を見る。

二人は共に同年代のようだったが、リッジが控えている青年に話を聞くと

二人は伝承者をいう様々な出来事を後世に伝える事、を生業としており

新たな依頼人に会うためにたまたま立ち寄ったのがこの宿だったようだ。

彼らは師弟関係で自分はヒダンと言い、レヴァを診ているのがパナシアで

最も尊敬する師匠だ、と語った。

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