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新たな敵

トーレス大陸でインフェクシアス教団との戦闘に

苦戦を強いられていた勇者達。

彼らは教団の聖獣に翻弄され、ジェラスは倒れた。

そこで教団は勇者達を掃討するべく、次々に攻勢をかけてくる。

そして、新当主として命を受けたジェラスがこの地に到達した時

現地の勇者達の士気は低下し、逃亡する者も後を絶たなかった。

こういった状況をどうにかしようと自ら先頭に立って聖獣と戦うが

その圧倒的な強さを前になす術がなく、後退する日々が続いていた。

そんな状況下で、ジェラスが下した決断はナザード大陸のエンビーに

援軍を要請する事だった。

彼は周りの制止を振り切って、使者を出す。

恐らくエンビーは援軍を送って来るだろうが

問題はそれまでの間に、自分たちが全滅してしまわないか?

という事だった。

そして、援軍の要請を知ったナザードの真正勇者協会の幹部は

ジェラスの当主解任をするだろうが、それまでに死んでいては

彼らの嫌みを聞く事すらできない。

そこまで追い詰められた状況の中でジェラスに面会を求めた来た者がいた。

通常であればこのような訪問者などにかまっている暇はないのだが

とにかく今は、どんな情報からでも活路を見いだそうと

その者に会う事にする。

そして、魔法に対する新たな知識を得たジェラスは

残っている勇者全員の適性を確認する。

まず、魔法発動のキーワードを見つける事に長けている者。

キーワードが分かれば、その魔法の効果が飛躍的に増大する

そのためのチームを作る。

次に、白銀の以上の魔法陣を生成できる者。

キーワードが確定していなくとも、白銀の魔法陣よりも上位の

紅い魔法陣を生成できれば聖獣の白銀聖方陣に対抗できる

そして、魔力の調整ができる者や魔力を増幅できる者などを選抜する。

魔力の調整に関しては、キーワードが確定していない魔法に関しても

白銀の魔法陣の使い手と紅い魔法陣の使い手が呪文を詠唱し

それを調整することが出来る者がいれば、積層魔法陣として

発動できるのではないか?

と考えていたことで、増幅に関しては、白銀の魔法陣のキーワード以外のに

強化の可能性を求めての事だった。

こうして、わずかな期間に寝食を忘れて取り組んだ結果

白銀の魔法陣使いと紅い魔法陣使いの魔法陣を調整し

積層魔法陣として発動させる三位一体の組織を編成する。

ただ、これは最も優秀なチームで聖獣に対してのみ対応した。

後は、キーワードを使いこなせる白銀の魔法陣使いだけだったり

紅い魔法陣使いだがキーワードの発動ができなかったりする者などが

数人で編成され、教団の聖魔法陣使いとの戦闘を行った。

その結果として、今までは傷をつける事さえできなかった聖獣を撃破し

聖魔法陣使いを倒して、今まで撤退に次ぐ撤退だった戦況を覆し

一気に攻勢に出ることが出来た。

そして、それから約二週間の時が過ぎ

もう少しでエンビー家からの援軍が到着しようとした頃に

再び事態は急変する。

これまでと違った聖獣の存在を確認したのだ。

今までの聖獣に対しての常勝パターンともいうべき攻撃が

通用しなくなっている。

さらに驚くべき事に、魔獣が魔法を放つ際に

キーワードを口にするようになっていた。

こうして再び、教団の攻勢が激しさを増していった。

それから数日して、ようやくエンビー家の増援が到着した。

ただ、その増援はたった一人で、到着してジェラスにひと言

「なんでこんな簡単なことができないの?」

と言い放った。

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