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クロツ大陸 12

解放軍タ-ヅ陣営の本陣から少し離れたババロの陣営では

ノチュロとワイフ、そしてこの陣の主であるババロが揃う。

彼らはこの戦いの中で静かに準備を行っていたのだった。

実はノチュロは、魔獣召喚で解放軍が撤退した頃は

先住民族に取り入ろうと考えていた。

そして、元使用人のダロアが先住民族に参加している

と知り、内々に連絡を取っている。

しかし、解放軍が対魔獣に対策を討ち

更に、ナザ-ドの勇者を仲間にすることを知った時

ダロアを切り捨て、解放軍に取り入る為

タ-ヅに取り入ろうと、彼の師であるバーロアに口添えを頼みこむ。

しかし、引退したバ-ロアは甥であるババロに紹介状を書いただけで

後は本人たちで話し合うようにと伝えただけだった。

この時、既にススカが解放軍に対して資金を提供する。

と言う話がすでに纏まっていた。

これでノチュロの資金面での協力

という名目では発言力が弱い、と感じた彼は

次の手を模索する。

そんな時、しばらく連絡を絶っていたダロアから、連絡が入った。

ただ、敵と内通しているように思われるのが疎ましく思い

門前で追い払っていたが、三度目の使者が現れた時

「今回、お会いできなければ

今後はススカ様とお話しさせて頂きます。

とお伝えください」

と言う。

その伝言を聞き、話だけは聞いても良いか

という気持ちになる。

もし、その話が良い物であれば、我が物とし

悪い話であればススカにの所に向かわせる。

更に、ススカがその話に乗るようであれば

敵に加担したとして彼を排除し

その地位に自分が就けるかもしれない。

ただ、内容がわからなければ

彼を責めることもできない。

そんな思いが使者を邸内に招き入れさせた。

使者が通された客間は豪華だったが

使者はさほど感動することなく、主の到着を待っていた。

数分の後、ナチュロが客間に現れると

使者は窓から外を眺めている所だった。

軽く咳払いをして、主人の到着を告げる。

それに反応して使者が部屋へと戻って来た。

「初めてお目にかかります。

私はワイフと言い、あなた方の言う蛮族の仲間ですが

そをそろ私も現実から解放されようと思いまして」

こうして、ナチュロは深い闇へと飲み込まれていくのだった。



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