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神の領域

勇者たちの攻撃が徐々に通じなくなっている。

ただそれは、魔王城の上空を埋め尽くしていた

敵の数のが減ったことを表している。

勇者たちが生成することができる魔方陣は

今の所、紅い魔方陣までのようだった。

それはつまり、それ以上の魔方陣の生成を

必要としなかったし

敵の残存兵力に比例して強力になる敵の特性に

その力を残しておかなければならない

と言うのも理由に挙げられる。

しかし、その力の温存も、そろそろ難しくなってきている。

敵の中に、徐々にではあるが、紅い魔方陣の攻撃に耐える

個体が出始めていた。

さらに面倒なのは、均等、並列に力の増加をすると思っていた

カウンタフィットが、実は吸収する能力に個体差があり

既に、緑色の魔法陣の生成を行う存在が表れていると言う事だ。

その攻撃に一部の勇者が黄色と赤の魔方で応戦する。

その様子を見ていたリッジやミグリスたちが

今まで見落としていた才能の存在を、知ることになる。

そんな攻防が繰り広げられているなか、リッジの前に

ゼンが現れる。

「フィリンからの伝言です。

敵の残りの数を見ると、敵は恐らく紫色の魔方陣の生成が可能だろう

と、言う事です」

それはかつてペンがゼンと共に浮遊城へと向かい

そこで魔王女フィリンに教えられた事。

それが、この世界を超越した者達が使うことのできる魔法陣であり

その色の種類が紅、黄、緑、青、紫だと言う事

最強の魔方陣として伝えられている紫色の魔方陣を生成されれば

人間に勝ち目が無いだろう

と言う事を付け加えてゼンは去っていった。

その伝言を聞いたアブソルートたちが、安堵する。

それはカウンタフィットという存在が、仲間と協力して戦う

存在でなかったことが理由だった。

仲間が倒され、その力を吸収したとしても

それは単に個体の力が上がるだけで、他の個体と

力を合わせて戦う。

と言う事が無い。

初めに受けた一斉攻撃にみえるそれも

個々が単独で攻撃を行った結果だった。

その事に気が付いた者たちによって、この戦いの

終わりが見え始めている。

それは、人間が既に魔方陣を多層に組み合わせる、という

神の領域に到達していたからだった。

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