ズレのズレのズレ
綺麗な星空と
相対して
ナメクジが
這いずったような
変態的感覚
夏の魔術か
僕の背中の死神のせいか
タヌキが国道で
内臓ブチまけて
死んでるかのような
気持ちの残骸が
怨念撒き散らして
執拗に
胸の内
袋叩きにするから
幸せは程遠い
形だけ繕えば
今はそれで良い
そんな逃げは
もう したくない
一路に
二重の虹
腐りかけの体半分と
正常運転のもう半分
だから面白い
体内に流れる血液の
赤黒い意味と
真っ赤な存在
ささやかな抵抗
ある事すら面倒だ
受け入れられない
受け入れられない
人の集まり
人らしき集まり
人を愛するくせに
結局は他人
金縛り
苛立ちは海の底
絶え間なく混ざり合って
塩の味が垂れ流される
否定もしないが
肯定もしない
今無くなった命より
不真面目に生きる
赴くまま生きた場合の
下衆な比率
それでも
大切なモノは大差ない
僕の居場所は
僕で守る
届かない気持ちすら
感知し整理するのは
面倒だから
雰囲気と勢い
獣の行動で
時間と事実の確定を
規律にハマった道徳心
裏では無いも同じ
秘め事のパンドラ
命がけのゲーム
背筋が凍りついて
生汗が滴るけど
生きてる快感は
その中にしかない
取り繕う世間体も
毒のない装いも
ただの仮面だって
認めなよ
綺麗の裏にだって
影はあるだろう
1日の時間
どれだけ踊れる
命の時間は
生まれ落ちた時に
決まっている
綺麗なままで
それが全てだと思うなら
その間違いこそ
正確に正せ
先人の戒めも
未来の人の蔑む目も
気にしなくて構わない
楽しく生きて
死にたいなら
黒にも染まらず
白にも染まらず
全てに負けず
全てに勝つ事は無い
真ん中の道進め
気に入ったモノ
つまみながら歩いて行く
それが
僕の居場所にするんだ