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手術を受けた
手術自身は実は結構簡単だ。
僕の魔術粒子を吸い出す作業は5分ほどで終わった。
今度は真美へと掃除機の先のようなものがお腹辺りに取り付けられる。
説明ではこの装置の中では、魔術粒子の高速化と変換が行われているらしい。
それを、まるでビームのように、真美にぶつけていくことになっている。
計算では光と同速度になっているそうだ。
「うっ」
何か当たっているという感覚があるのか、真美が時折苦しそうに声を漏らす。
オールグリーンという看護師の声が聞こえる。
しばらくして、手術というよりかは単なる機械での治療にしか見えなかった手術は終わった。
「治療計画書は、すでに承認を受けています。これで、今回の治験に関わる手術を終了する。なお、双方ともに長期の入院を要し、計画書に従っていただく」
執刀医が宣言をして、僕らの手術は終わったようだ。