~真実の向こう側~
もしも君がこれを見つけたら、きっとボクのことを
少し考え直してくれるのかな・・・。
ボクは実在するし、こうして小説家になろうと云う場所で
これから事実のみを書き綴ろうとしている。
ブログやツイッター、インスタグラムやフェースブックを行うも
エゴサーチしても、当然出てこないボクの過去。
ひっそりこのまま消えてしまえばいいのだろうが
やはり君にだけは知ってもらいたい、そんな我儘から始まった。
文法や、書き方を気にしてはいないが多少は読みやすく書こうと思う。
君と出会うまでのボクのことを少し話そう。
ボクは現在33歳。君と出会ってまだ数か月。
当然、君には多くの隠し事がある。隠し通せばバレない自信もあるが
君と出会って柄にもなく、素直さなんてものを取り戻そうとしている。
結論から言うと、生まれも学歴もボクの人生の殆どが嘘だ。
出身地も、思い出の場所も、家族構成も、収入も、好きな食べ物ですら
君に教えている情報の多くが偽りに染まっている。
申し訳ない気持ちもあったが、ボクには偽りと事実の違いがもはや解っていない。
世の中、自分の生い立ちをごまかしたところで評価されるのは、目の前の成果のみ。
見えるものしか信じないからこそ、その裏にあるものを見落としてしまう人が多い。
ボクの仕事は誰でも知っている言葉で言うなら『詐欺』だ。
これを犯罪だとか、倫理に反するなどと、道徳的な話題を今するつもりはない。
証拠も無ければ逮捕もされない。裏付けも無く、被害届も出ていない。
明るみに出る大掛かりな詐欺ではないから、誰もが知らない。
さて、これから先の内容は、人によれば当然気分を害するだろうし
ボクの偏見の塊が描かれてゆくだろう。
気が進まないのであれば読まなくていい。
ボクは君にだけ真実を知ってもらいたいだけなのだから。