第3話~転生?~
どうも、佐和です。
お母さんって朝早く起きて、子育て、家事とハードスケジュールですよね。(個人差あり)
やっぱりお母さんは皆たくましいのでしょうか。
全力で頑張るなんてそうそう出来る物のじゃない。
だから、それなりに努力してみようかなと思う。
「神様、俺今度こそはそれなりに努力してみるよ」
「うむ、それが良かろう。
これより、お主を転生させるが良いな?」
これから俺の新しい人生がスタートされるのか。
まだまだ、やり残した事もあったけどそれなりに楽しい事もあった。
次の人生では、それ以上に楽しんでやろう!
「はい、お願いします!」
「この男、佐和灰斗の新たな人生がより良いものになるように、
ワシから加護をやろう」
「転生!!」
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「うぎゃーーっ!」
何かが泣いてる音と、
「○×△■▼◎!?」
「◆△■▼◎×#○!」
良くわからない言葉で男の人の声と女の人の声がする。
なんだか息がしずらいし周りが見えない。
それに、どんどん眠くなって.....
このとき、ディスガイノでまた新しい命が生まれた。
―――――――――――――――
目が覚めるとそこは、小さな家のようだった。
起き上がろうとするが、体が思うように動いてくれない。
どうするか、途方にくれているとき、良いことを思い出した。
何とか首と手を動かし、視認出来るようにした。
(すげー、本当に赤ちゃんの手みたいだ。あ、そんなことより、[鑑定]!っと)
<名前>ハクア(佐和灰斗)<年齢>0歳<レベル>1
<称号>転生者、異世界人
<職業>なし
<体力値>50
<魔力値>150
<スキル>
[鑑定]、[言語理解]、[収納]、[身体強化]
<魔法>
なし
<加護>
創造神ガイノの加護
っという表示がされた灰色の半透明な画面が脳裏に浮かび上がってきた。
分かりやすいのだが、名前が違う....
わかってた、わかってたけどだよ。なんだか違和感を感じるのはしょうがないと思うんだよ。
次は年齢か、やっぱり俺は赤ちゃんだったのか。まぁ、転生だしね。
レベルは1だった、普通だな。これでレベルが1以上だったら、産まれて早々なにやってんだって話だよな。
称号はこんなもんだと思う。人にはには教えられないが。
職業は無くて当然だから良いとして、体力値と魔力値だな。
この世界の平均がわからないから、なんともいえない。
このスキルが神が決めた転生セットだな。やはり便利なのが多い。
ここまではまあまあ良いとして、魔法だな。
雷と闇の魔法が無い。後、忘れていたが剣術もない。
これは、神のミスなのか、それとも才能だからこういう仕様なのだろうか。
今のところわからないので置いておくしか出来ないが....
と、いろいろ考えていたときこの家の扉が開いた。
「ハクアァ~。帰りましたよ~。」
薄汚れているが、白髪ですんっごく綺麗な10代後半くらいの女性が入って来た。杖のような物を持っている。
「ハクア。大人しく待ってたか?」
その後ろから、こちらは結構汚れた革鎧?のような服装をした金髪のこれまたイケメンが続いて入って来た。
大剣を背負っていた。
ハ、ハクアって俺のことだよね?誰この人達?何でこんなに汚れてるの?
「ただいま~。ママだよ~、分かるかな?」
え?、俺の新しいお母さん?っていうか若っ!?
「おい、赤ん坊にはまだわからんだろ。
そんなことより、アリセア、お前は一昨日ハクアを産んだばかりなんだから安静にしていろ。」
お母さんはアリセアって言うのか。
って!、一昨日?俺が産まれのが?アリセアは今の今まで何をしていたんだ?
「それを今さら言う?クエストでオオカミの群れを駆逐してきた後なのに?」
「それは、お前がついていくって聞かなかったからだろ!」
アリセアは出産した2日後にオオカミの駆逐って....
「とにかく、良いからお前は休め」
「わかったわよ」
この世界のお母さんはこんなにたくましいのだろうか.....
誤字、脱字等があった際は教えていただけると助かります。
お読み頂きありがとうございました。