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ピアノコンクール①

そして、いよいよ今日は彩織ちゃんのピアノコンクールの日。

このコンクールは、小さい子供から大人まで参加している。


プログラム表を見ると、次が彩織ちゃんの番だった。

『次は、谷口彩織さんです。』とアナウンスが聞こえ、舞台へ目を向けると…花の刺繍が入った真っ白なドレスを着た彩織ちゃんがいた。


客席へ一礼して、ピアノを弾き始めた。

ピアノの音色は、やっぱり彩織ちゃんが一番だな…と思いながら目を瞑った。

いつか、この音色も聴けなくなると思うと…悲しい。

そんな事を考えていたら、いつの間にか弾き終わっていて、慌てて周囲の人達と一緒に拍手をした。


僕に気が付いた彩織ちゃんは、笑顔で小さく手を振ってきた。

そんな彩織ちゃんに、僕も笑いかけた。


その時の僕は、この後起こる事なんて…何にも分かっていなかった…。



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